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父の書斎から出てきた万年筆のペン先に「14K」、古いライターの底に「18CT」。どちらも金なのか、気になりますよね。
結論から言うと、万年筆の金の刻印もライターの刻印も、品位の数字と記号を分けて読めば意味の見当がつきます。ただ、金の部分は品物の一部だけなので、重さや店の扱いまで知っておくと安心です。
ここでは、ペン先とライターの刻印の読み方と、査定に出す前に知っておきたいことをお話しします。
祖父の万年筆のペン先に「14K 585」と刻まれています。これは金のペン先なんでしょうか?
14Kも585も、14金を表す書き方なんです。どちらの表記か、後ろに別の記号が続いていないかを一緒に見ていきましょう。
万年筆の金の刻印はペン先を見る
万年筆で金が使われやすいのはペン先(ニブ)です。14K・18K・585・750のような刻印があれば、ペン先の品位を表す表記として読めます。
万年筆の金の刻印は、ペン先の表面に、ブランド名や字幅の記号と一緒に入っていることが多いんです。
キャップの縁や軸の金色の飾りは、ペン先とは別の素材のこともあります。刻印がどこにあるかで、金なのはどの部分かを考えてみてください。
| 刻印 | 意味 | 千分率 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 14K・K14 | 14金 | 585 | 刻印がペン先にあるか |
| 585 | 14金の千分率表示 | 585 | Au585のように元素記号が付くことも |
| 18K・K18 | 18金 | 750 | 刻印がペン先にあるか |
| 750 | 18金の千分率表示 | 750 | GPなどが続いていないか |
| 14crt | カラットを略したように見える表記 | 公的な規定に無い | 店で品位を測る |
千分率は、日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定とJIS H6309:2022の対応です。K14は585、K18は750に当たります。
JJAは「原則的には K は数字の前に置く」とし、18Kのような後ろ置きは海外で使われることがある、としています。海外製の万年筆に14Kや18Kが多いのは、この書き方のためなんです。

ペン先に「GP」とある時
ペン先や飾りに「GP」の文字があれば、JJAの規定では金めっきの記号です。
『金色だし、K18の文字もあるから18金のはず』と思いがちですが、K18GPのようにGPが続く時は、めっきの品として考えるのが安心です。GPの読み方はK18GPとはで詳しく見られます。
ライターの「18CT」「K18」の読み方
父から譲り受けたライターに「K18」ではなく「18CT」とあります。これでも18金なんですか?
18CTは、カラットを「CT」と書いた表記なんです。日本のK18とは書き方が違うだけ、と読める場合があります。
ダンヒルやデュポンのような海外ブランドのライターには、K18ではなく「18CT」「18K」と打たれた品があります。
イギリスの法律では、「○カラット」という表示は金の品位を示すものと推定され、18カラットは750、14カラットは585、9カラットは375に当たるとされています。
香港の法令も、数字と「k」「c」「ct」の文字でカラットを示す刻印を認めています。カラットの略し方は国によって違うので、詳しくは14KT・18KTの刻印の意味も見てみてください。
JJAの規定では、ctは宝石の重さを表す記号として出てきます。1カラットは0.2グラムで、金の品位のカラットとは別、と書かれています。ライター本体の「18CT」は純度、石の横の「0.3ct」は重さ、と分けて読みましょう。
デュポンの18金の刻印を見る時のポイント
デュポンやダンヒルの18金のライターでも、見るのは同じで、品位の数字と、その後ろに続く記号です。
ブランドごとに、品位以外の番号やロゴも刻まれていることがあります。どの文字が品位を表すかは、ブランドが公式に説明していない限り、決めつけずに読むのが安全です。
| 刻印の例 | 読み方の目安 | 確かめること |
|---|---|---|
| 18CT・18ct | 18カラット(750)を示す表記 | 本体のどこに入っているか |
| K18・18K | 18金 | 後ろにGPなどが続いていないか |
| 750 | 18金の千分率表示 | ほかの番号と混ざっていないか |
| 18KSB | 18Kの後ろのSBは公的な意味を確認できない | 写真を撮って店で相談 |
| GP・PLAQUE G | めっき系の表記 | めっきの品として扱う |
スイスの当局の冊子では、金めっきの品の表示として「PLAQUE G」や「GP 20」のような書き方が挙げられています。ライターの底にこうした文字があれば、金めっきの表記として読めます。
ライターや万年筆は「金の部分の重さ」で考える
『総重量が85gあるから、85g分の18金の値段になるはず』。そう考えたくなりますよね。
ただ、ライターには火打ちの部品やガスのタンク、万年筆には軸やインクの吸入の仕組みがあります。金でできているのは、その一部です。
JJAは、製品の重さは基本的に非貴金属の部品の重さを除いて表示する、としています。量った重さに18金の単価をかけても、その金額にはなりません。
RE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)は、K18が15,214円/g、K14が10,978円/gでした。記事執筆日時点の参考値です。
例えば金の部分が10gのK18なら152,140円という計算になります。実際に金の部分が何gあるかは、店で調べてもらうまで分かりません。
ライターは扱わない店もある
田中貴金属のRE:TANAKAは、危険物としてライターを買取できないものに挙げています。
時計やメガネのように、付属品を外した貴金属の部分だけなら買取できる場合がある、という案内もありますが、ライターは別の扱いです。持ち込む前に、ライターを扱っているか店に聞いておきましょう。
おたからやは、金・貴金属のほか、ブランド品や時計まで査定料・鑑定料は無料と案内しています。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
よくある相談:ライターや万年筆の刻印
Yahoo!知恵袋には、万年筆やライターの金の刻印についての相談が寄せられています。よく見かける3つに答えますね。
相談1:ペン先に「14crt.gold」とある
14crtは、カラットを略したように見える書き方です。ただ、JJA・アメリカのFTC・イギリス・香港のルールには、crtという書き方は出てきません。
14金を示そうとした表記かもしれませんが、公的に決まった意味は確認できないので、店で品位を測ってもらいましょう。
相談2:ガスライターの注入口の近くに「18KSB」とある
18Kの部分は18金を示す表記として読めます。後ろのSBは、公的に意味が決まった記号として確認できません。
メーカーや販売元が独自に入れる記号として扱い、写真を撮って店で聞いてみてください。注入口の近くの刻印は、その部品だけの表示かもしれない点も伝えておくと話が早いです。
相談3:試金石と硝酸で試してみたら金が残った
自分で擦ったり、硝酸などの薬品を使ったりする方法はおすすめしません。表面に傷が付いて価値が下がることがありますし、薬品は危ないからです。
おたからやも、無理に磨いたり薬品で洗浄したりせず、手を加えずにそのまま持ち込むよう案内しています。
査定に出す前にやっておきたいこと
ライターはガスを抜いてから持って行ったほうがいいですか?
自分で分解したり部品を外したりはしないでおきましょう。そのままの状態で、ライターを扱っているかを先に店に聞くのが安心です。
- ペン先や底の刻印を、ルーペで読んで書き出す
- GP・PLAQUE Gなどめっきの記号が無いか確かめる
- 磨いたり削ったりせず、そのままの状態で保管する
- ライターを扱うか、店に先に聞いておく
- 金の部分の品位と重さを聞いてから決める

時計の刻印は金無垢の時計の刻印、メガネは金縁メガネの刻印で詳しく見られます。刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドにまとめています。
よくある質問
万年筆の金の刻印はどこにありますか?
ペン先(ニブ)の表面に、ブランド名や字幅の記号と一緒に入っていることが多いです。14K・18K・585・750のような数字を探してみてください。
ライターの18CTは18金ですか?
18CTはカラットをCTと書いた表記で、イギリスの法律では18カラットは750に当たるとされています。後ろに別の記号が続いていないかを確かめ、最後は店で品位を測ってもらいましょう。
ダンヒルのライターの総重量で金の値段を計算できますか?
できません。ライターには金ではない部品もあり、JJAも製品の重さは非貴金属の部品を除いて表示するとしています。金の部分の重さは店で確かめてもらいましょう。
ライターはどこでも買い取ってもらえますか?
店によって違います。RE:TANAKAはライターを危険物として買取できないものに挙げています。持ち込む前に扱いを確認しておきましょう。
まとめ
- 万年筆の金の刻印は、主にペン先に入っている
- 14K・585は14金、18K・750は18金を表す表記
- ライターの18CTはカラットをCTと書いた表記で、18カラットは750に当たる
- crtやSBのような文字は、公的に意味を確認できないので店で確かめる
- 金の部分は一部だけなので、総重量で計算しない。ライターは扱わない店もある






