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実家の棚から、小さな金色の大黒様や記念メダルが出てきた。裏を見ると「造幣局製」という刻印がある。そんな時、『国が作ったものなら純金なの?』と気になりますよね。
結論から言うと、「造幣局製」の刻印と、品位を証明するホールマークは分けて考えるのが大事です。金の品位は、日の丸とひし形の証明記号や「純金」「999」などの刻印で読み、最後は店で確かめてもらいます。
この記事では、造幣局製の刻印がある金の置物・メダルの刻印の読み方と、売る時の扱いをお伝えします。
祖父の遺品に、底に「造幣局製」と刻印された金の置物がありました。造幣局が作ったなら、純金だと思っていいんでしょうか?
気になりますよね。実は「造幣局製」の文字と、金の品位を示す刻印は別のものなんです。まずは置物のほかの刻印も一緒に探してみましょう。
「造幣局製」の刻印とホールマークは別のもの
造幣局が品物を作る仕事と、事業者の依頼で品位を証明する仕事は、法律の上でも別の業務として並んでいます。「造幣局製」の文字だけで品位を決めずに、品位の刻印を読みましょう。
造幣局の業務は、独立行政法人造幣局法の第11条に並んでいます。
その中に、記念メダルなどの製造とは別に、「貴金属の精製及び品位の証明」という業務があります。この品位の証明が、通称「ホールマーク」です。
| 刻印 | 何の印か | 品位(純度)の手がかり |
|---|---|---|
| 「造幣局製」の文字 | 品物に入っている文字。意味を説明した造幣局の資料は確認できていない | 文字だけでは品位は分からない |
| 日の丸(旗の形)とひし形の中の数字 | 造幣局が品位試験に合格した品に打つ証明記号 | ひし形の中の数字(999・750など)が品位 |
| 「純金」「K24」「999」などの文字 | 品位の表示 | 純金・999なら金の品位の高い表示 |
「造幣局製」の文字が何を示すのか、ホールマークとの関係を造幣局が説明した資料は、この記事の調査では確認できていません。だからこの記事では、文字の意味を言い切らずに「品位は別の刻印で読む」という立場で書きますね。

造幣局が自ら販売する純金のメダルにも、ホールマークが打たれている例があります。造幣局の販売案内では、純金干支メダルの材質欄に「純金(造幣局品位証明刻印入り(メダル裏面に打刻))」と書かれています。
ホールマークは事業者の依頼で打たれる
造幣局によると、品位証明は、貴金属製品を作ったり売ったりしている事業者の依頼で品位試験を行い、合格したものに証明記号を打つ制度です。
しかも「任意の制度」なので、市販品にはマークの無い製品もあると書かれています。ホールマークの見方は金のホールマークの見方で詳しくまとめています。
金の置物・メダルの刻印の読み方
『造幣局製の文字のほかに、何を見ればいいの?』という方も多いはずです。
置物は底や台座の裏、メダルは裏面やふちに刻印が入っていることが多いです。ルーペがあると読みやすくなりますよ。
- 旗の形の日の丸と、ひし形の中の数字があるか
- 「純金」「K24」「999」「1000」などの品位の文字があるか
- 「750」「K18」など、純金以外の品位の表示が無いか
- 「GP」など、メッキを示す記号が無いか
- 台座や付属の部品に、別の素材の表示が無いか
| 見つけた刻印 | 読み方 | 確かめること |
|---|---|---|
| 日の丸+ひし形に999 | 造幣局が品位を証明した純金の品 | 本体と台座が一体か |
| 日の丸+ひし形に1000 | 2012年4月より前に受け付けた品の表示で、証明する品位は999と同じ | 古い品として扱い、そのまま店へ |
| 日の丸+ひし形に750 | 造幣局が品位を証明した、金の品位75%の品(K18と同等) | 純金ではない点に注意 |
| 「純金」「K24」の文字だけ | 品位の表示。造幣局の証明記号ではない | 店で品位を測ってもらう |
| 「造幣局製」の文字だけ | 品位の刻印が見当たらない状態 | 店で品位を測ってもらう |
造幣局は2012年4月以降の受付品から、純金の表示を「1000」から「999」に変えました。造幣局は、改正前の「1000」と「999」は証明している品位が同じだと説明しています。
純金の刻印をもっと知りたい方は24金の刻印の見方も参考にしてみてください。
台座の裏には何も無くて、本体の背中に日の丸とひし形が小さく入っていました。
それなら、ひし形の中の数字を読んでみてください。999なのか750なのかで、金の品位が変わるんです。
よくある相談:造幣局製の金の置物・メダル
Yahoo!知恵袋には、造幣局製の刻印や造幣局のマークが入った金の品についての相談が寄せられています。よくある3つに答えますね。
相談1:造幣局製と刻印された大黒様と恵比寿様の置物は換金できる?
重さのある金の大黒様と恵比寿様の置物に「造幣局製」とあり、どこで換金できるのかという相談です。
まずは置物のほかの場所に、品位の刻印が無いか探してみましょう。品位の刻印が見つからなくても、金・貴金属の買取店で品位と重さを測ってもらえば、金としての価値を確かめられます。
相談2:造幣局のマークと750の刻印がある18金のメダルはある?
日の丸の旗と750の刻印がある、18金の記念メダルが存在するのかという相談です。
造幣局の品位区分には金の750があり、造幣局は750のマークがある金製品はK18と同等だと説明しています。ですから、旗とひし形の750は、造幣局が金の品位75%を証明した印として読めます。
ただ、その品が何の記念メダルかまでは、刻印からは分かりません。品の由来を知りたい時は、ケースや付属の書類も一緒に確認しておきましょう。
相談3:ホールマーク入りの純金の小判形メダルは、どこに売ればいい?
ホールマークの刻印がある純金の小判形メダルを、どんな業者に売ればいいのかという相談です。
金・貴金属の買取店や、地金を扱う会社の買取窓口が候補になります。次の章で、ホールマーク入りの純金のメダルが買取でどう扱われるかをお伝えしますね。
買取ではどう扱われる?
造幣局のマークと純金の刻印があるメダルや小判などは、店によって一般の24金製品とは別の単価で扱われます。置物は品目ごとの扱いを店で確かめましょう。
田中貴金属のRE:TANAKAには「特定品」という区分があります。
条件は、造幣局検定マークまたはホシエスマークがあり、「純金、K24、1000、999」のいずれかの品位刻印を持ち、付属物がないことです。
| 特定品の対象品目(RE:TANAKA) | 例 |
|---|---|
| 円形(真円)のメダル | 記念メダルなど |
| 小判型のメダル・レプリカ小判・大判 | 小判形の純金メダルなど |
| 印材・印鑑 | 単純な円柱・四角柱のもの |
| JRA・NARの馬蹄 | 競馬の記念品 |
| ホシエスマーク限定の純金カレンダー・カード | 純金のカードなど |
田中貴金属が2026年10月20日17時に発表したリサイクル価格では、K24特定品が21,306円、K24が20,850円(どちらも税込・1gあたり)でした。記事執筆日時点の参考値です。
例えば10gの特定品なら、21,306円×10gで213,060円という計算になります。ただし、実際の金額は当日の価格と店の計量で決まります。
置物は特定品の対象品目には挙がっていません。造幣局のマークがある置物でも、一般の24金製品として扱われることがある点は知っておきましょう。
おたからやも、24金の参考買取相場の注記で、ホールマーク(造幣局刻印)付きのメダルや小判など特定の製品を基準にした価格だと書いています。アクセサリーや金工芸品などは査定額が異なる場合がある、としています。
RE:TANAKAは、デザイン、ブランド、歴史的価値など、貴金属以外の価値は評価しないと案内しています。記念品として見てほしい場合は、その点を扱う店かを先に確かめておきましょう。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
店では「造幣局製と刻印のある金の置物ですが、品位と重さを測ってもらえますか」と伝えてみてください。
台座やケースが付いている時は、自分で外そうとせず、そのまま持って行くのがおすすめです。外してよいかは店に聞いておくと安心です。
自宅で確かめる時の注意
『本当に金なのか、先に自分で確かめておきたい』と思う方もいますよね。
自宅でできるのは、磁石に近づけてみることと、重さを量ることまでにしておきましょう。
金かどうか確かめようと、底を削ったり、薬品をかけたり、火であぶったりするのはやめておきましょう。傷が付いて価値が下がりますし、危ないこともあります。
店では、蛍光X線分析や比重などで品位を確かめてもらえます。おたからやは、金塊やインゴットなど水に浸せる品の純度を比重で測ると案内しています。

金のメダルや金貨の見方は金貨の刻印と本物の見分け方、仏具の場合は金の仏具・おりんの刻印、品位ごとの価格の目安は刻印で変わる金の買取価格でまとめています。刻印の見方全体は金の刻印の見方ガイドから確認できます。
よくある質問
「造幣局製」と刻印があれば純金ですか?
「造幣局製」の文字だけでは品位は分かりません。日の丸とひし形の中の数字や「純金」「999」などの品位の刻印を探し、最後は店で品位を測ってもらいましょう。
造幣局のマークの中が1000になっていますが、999と違いますか?
造幣局は2012年4月以降の受付品から純金の表示を999に変えました。改正前の1000の表示と999は、証明している品位が同じだと説明しています。
造幣局のマークがある金の置物は高く売れますか?
RE:TANAKAの特定品は円形のメダルや小判型の品などに限られ、置物は対象品目に挙がっていません。扱いは店や品目で違うので、査定の時に確かめましょう。
個人で手持ちの金に造幣局のマークを打ってもらえますか?
造幣局の品位証明は、貴金属製品の製造又は販売をしている事業者の依頼で行う制度として案内されています。手持ちの品の品位を知りたい時は、買取店などで測ってもらいましょう。
まとめ
- 造幣局が品物を作る業務と、品位を証明する業務は別。「造幣局製」の文字だけで品位は決めない
- 品位は、日の丸とひし形の中の数字(999・750など)や「純金」「K24」の刻印で読む
- ひし形の1000は2012年4月より前の表示で、証明する品位は999と同じ
- 造幣局のマークと純金の刻印があるメダルや小判は、店によって別の単価で扱われる。置物は店で確かめる
- 自宅では磁石と重さまで。削る・薬品・火は使わず、そのまま店で品位を測ってもらう






