昔の金の刻印は本物?古い指輪の「純金1000」「四角にK18」の読み方

昔の金の刻印の読み方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

祖母の形見の指輪を整理していて、今のアクセサリーでは見かけない刻印が出てきた、ということはありませんか。

結論から言うと、昔の金の刻印には、今とは書き方が違うだけで意味が分かるものと、公的な意味を確認できないものがあります。

この記事では、造幣局の刻印がいつから始まり、どう変わったのかを手がかりに、古い刻印の読み方と確かめ方をお伝えします。

刻印が気になる人

祖母の指輪に、日の丸のような旗と、ひし形の中に「1000」と打ってあります。今は999だと聞いたんですが…。

案内役

それは2012年より前に造幣局が打った刻印かもしれません。1000も999も、証明している品位は同じなんですよ。

目次

昔の金の刻印は、今と書き方が違うことがある

先に結論

古い品の刻印は、書き方のルールが変わる前に打たれたものがあります。造幣局のホールマークの「1000」は今の「999」と同じ品位を示しています。ただ、公的な意味を確認できない刻印もあるので、最後は店の検査で確かめます。

古い品の刻印を見て、『今の書き方と違うから偽物かも』と心配になる方も多いはずです。

実は、刻印のルール自体が途中で変わっているんです。

刻印の例読み方の目安確かめること
日の丸とひし形の10002012年より前の造幣局のホールマーク他の刻印との組み合わせ
日の丸とひし形の917・417今の916・416に当たる旧表示同上
日の丸とひし形の8352012年に廃止された区分の旧表示同上
「1000」だけ・「純金1000」純金を示そうとした表記店の検査で純度を確かめる
四角い枠の中のK18枠の意味は公的に確認できない店の検査で純度を確かめる
Pm900昔のプラチナの表記金ではなくプラチナ
昔の金の刻印と今の刻印の違いを並べた図解

金の刻印はいつから?造幣局のホールマークの歴史

造幣局の品位証明は1929年から

造幣局によると、昭和4年(1929年)に東京出張所が開設され、貴金属製品の品位証明、いわゆるホールマークの業務が始まりました。

ホールマークは、日の丸とひし形の中の数字でできた刻印です。造幣局が事業者の依頼で品位を分析し、合格した製品に打っています。

ホールマークは任意の制度です

造幣局は「このマークは任意の制度として設けられています」としています。昔の品にホールマークが無くても、それだけで金ではないということにはなりません。

2012年に表示が変わった

造幣局は、平成24年(2012年)4月以降に受け付けた製品から、国際規格のISO 9202とJIS H6309に合わせた新しい表示にしました。

2012年より前の表示2012年4月以降の表示扱い
1000999証明している品位は同じ
917916金製品の品位の表示を変更
417416金製品の品位の表示を変更
835・625・500区分を廃止以前のマーク入り製品は今も証明品として扱われる

造幣局は、品位「999」の表示は、改正以前に受け付けた「1000」表示と証明している品位は同じだと説明しています。

また、廃止された区分のホールマークが入った製品も、品位が証明されたものとして扱っていただけます、としています。

日の丸とひし形の見方は、金のホールマークとはで詳しく扱っています。

「純金1000」「大蔵省」「四角にK18」はどう読む?

刻印が気になる人

日の丸のマークは無くて、「純金1000」とだけ打ってある品もあります。これはどうなんでしょう?

案内役

造幣局のマークが無い「1000」は、メーカーなどが打った表記として読みます。純度は店の検査で確かめるのが安心です。

マークの無い「1000」「純金1000」

日本ジュエリー協会(JJA)の今の表示規定では、純度の表示に1000‰を使ってはならない、としています。

ただ、これは今のルールです。古い品には「1000」と打たれたものが残っています。

「純金」はJJAの規定で999‰以上の金を示す表記です。「純金1000」は、純金であることを示そうとした表記として読めますが、刻印だけで純度を言い切ることはできません。

「大蔵省」と入った刻印

『大蔵省と書いてあるなら、国が保証しているのでは?』と思いますよね。

ただ、「大蔵省」の文字が入った刻印について、その意味や打たれた経緯を説明した造幣局の公式な情報は、この記事では確認できませんでした。

意味を決めつけず、他の刻印と一緒に写真を撮って、店で相談してみてください。

四角い枠の中のK18

四角い枠でK18を囲む刻印について、決まった意味を示す規定は、造幣局やJJAの資料には見当たりません。

刻印の形だけで、いつ頃作られた品かを判断することもできないんです。

刻印の形で年代や真贋を決めない

造幣局のホールマークで四角い枠が出てくるのは、プラチナを示す「Pt」の部分です。K18を囲む四角い枠とは別のものなので、混同しないようにしましょう。

漢字の古い刻印の読み方は漢字の金の刻印|純金・金純・十八金も参考になります。

昔の金で刻印なしの品もある

古い品を見ていると、刻印がどこにも無いものもありますよね。

JJAの規定にも、アンティークジュエリーや歴史的なジュエリーには、本体に品位が刻印されていないものがあると書かれています。

買取店の公式サイトでも、刻印の無い古い品について説明があります。

店刻印のない金についての公式の記載
おたからや古い時代のジュエリーや海外製品は刻印が入っていないこともある。蛍光X線分析装置で含有量を測定し、査定・買取が可能
買取大吉昔に作られた品物や海外製品は刻印のない品物も少なくない。比重などで品位を特定し、金と判断できれば買取
なんぼや査定して金と判断できれば買取。調べるのに時間がかかったり、取り扱いが難しいケースもある

おたからやは、刻印が無い理由の1つに、サイズ直しで刻印の部分が削られたことも挙げています。

刻印なしの金の確かめ方は、刻印なしの金とはでまとめています。

古い金を店に持ち込む前のチェック
  • 指輪の内側や留め具など、刻印がありそうな場所を全部見る
  • 読めた刻印と、読めない刻印をメモする
  • 日の丸とひし形のマークがあるかを見る
  • 磨いたり、薬品で洗ったりせずにそのままにする
  • 保証書や購入時の書類が残っていれば一緒に持っていく

昔の金の刻印を確かめて、査定に出す

ここが大事なところですが、古い刻印は、今の刻印以上に「手がかり」として読むのがちょうどいいんです。

田中貴金属のRE:TANAKAは、刻印で品位を目で確かめたうえで、「専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定いたします」と案内しています。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

店では、こんなふうに伝えるとスムーズです。

「祖母の指輪で、内側に四角い枠のK18と、読めない刻印があります。古い品なので、純度を測ってもらえますか?」

すり減った刻印の扱いは金の刻印が読めない・消えた時は?で説明しています。

昔の金の刻印を確かめて査定に出すまでの流れを示した図解

よくある相談|知恵袋で多い昔の刻印の疑問

Yahoo!知恵袋には、古い金の刻印についての相談が多く寄せられています。代表的なものを3つ取り上げますね。

四角の中にK18のリングはいつ頃の物?

祖母からもらったリングに、四角の中にK18と打ってあり、いつ頃の物まで使われた刻印か知りたい、という相談です。

四角い枠のK18の意味や、使われた年代を示す公的な資料は確認できません。刻印の形から年代を言い当てるのは難しいので、純度は店の検査で確かめてもらいましょう。

刻印のない祖母のネックレスを、店で24金と言われた

昔祖母が持っていた刻印のないネックレスを持ち込んだら、24金だと言われた、という相談です。

JJAの規定にもあるとおり、古いジュエリーには刻印の無いものがあります。おたからやのように蛍光X線分析装置で含有量を測る店なら、刻印が無くても純度を確かめられます。

刻印が無くても、検査で金と分かれば金として査定されるんです。

古い喜平ネックレスで、留め具はK18、チェーンは916

かなり古い喜平ネックレスで、留め具にK18、チェーンに916と打ってある、という相談です。

造幣局の品位区分では、916はK22に当たります。JJAの規定でも、複数の素材や品位を使った製品は、それぞれの部位に品位を表示するとされています。

留め具とチェーンで品位が違う作りは、おかしなことではありません。店でも部位ごとに品位を見てもらえるか、聞いてみてください。

刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドにまとめています。

よくある質問

昔の造幣局のマークで「1000」とある品は、今の999より価値が低いですか?

造幣局は、999の表示と、改正以前の1000表示は証明している品位が同じと説明しています。表示の違いで品位が変わるわけではありません。

古い18金の刻印なしの指輪は売れますか?

刻印が無くても、店の検査で金と分かれば査定してもらえることがあります。おたからやや買取大吉は、刻印のない金も査定できると案内しています。扱いは店ごとに違います。

古い刻印を見やすくするために磨いてもいいですか?

おすすめしません。おたからやは、無理に磨いたり薬品で洗浄すると表面を傷つけたり色味を損ねる恐れがあるとしています。そのまま持ち込みましょう。

「Pm」と打ってある古い品は金ですか?

JJAの規定では、プラチナの表示にはかつてPmが使われていたとされています。金ではなくプラチナの表記として読みます。

まとめ

この記事の要点
  • 造幣局のホールマークは1929年に始まった任意の制度
  • 2012年4月から1000は999、917は916、417は416の表示に変わったが、証明している品位は同じ
  • マークの無い「純金1000」や「大蔵省」「四角にK18」は、公的な意味を確認できないので店で確かめる
  • 昔の金には刻印の無い品もあり、検査で金と分かれば査定される
  • 古い刻印は磨かず、そのまま店に持ち込む
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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