当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
刻印の無い金のネックレスを、近くの質屋に持って行こうか迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、質屋で刻印なしの金が売れるかどうかは、お店がどうやって金を確かめるかで変わります。刻印は手がかりの1つで、最後はお店の検査で品位が決まるんです。
この記事では、質入れと買取の違いと、刻印の無い金を納得して査定してもらうための聞き方が分かります。
刻印が見当たらない18金のネックレスがあります。質屋に持って行っても、断られてしまうでしょうか?
刻印が無くても、お店の機械で金だと確かめられれば値段が付くことはあります。まずは質入れと買取のどちらにするかから考えてみましょう。
質屋の「質入れ」と「買取」は何が違う?
質入れは品物を預けてお金を借りること、買取は品物を売ってしまうことです。手放したくない形見なら質入れ、もう使わないなら買取、と考えると選びやすくなります。
質屋には、品物を預けてお金を借りる「質入れ」と、そのまま売る「買取」の2つの窓口があることが多いですよね。
どちらでも、お店は品物の価値を見てから金額を出します。刻印の無い金は、この「価値を見る」段階で確かめ方が大事になるんです。
| 比べること | 質入れ | 買取 |
|---|---|---|
| 品物はどうなる | お店に預ける | お店に売る |
| お金の性格 | 借りたお金 | 売ったお金 |
| 品物を取り戻せるか | 決められた期限までに返せば戻る | 戻らない |
| 刻印なしの金の確かめ | 預かる前に品位を見る | 売る前に品位を見る |
| 先に聞くこと | 期限・利息・流れた時の扱い | 1gあたりの単価と重さ |
期限や利息の決まりはお店ごとに違います。質入れを考える時は、預ける前にその場で書面や説明を受けておきましょう。
形見の品で迷っている時は
『売ってしまったら、もう戻らないし…』とためらう気持ちは自然です。
その場合は、まず買取の査定額だけを聞いてみるのも1つの方法です。金額を知ってから、預けるか売るか、手元に残すかを決めても遅くはありません。
刻印なしの金は質屋で売れる?お店ごとの扱い
『刻印が無いと、金じゃないと思われるのでは?』と心配になりますよね。
実は、刻印が無い金は珍しくありません。造幣局は品位証明(ホールマーク)を「任意の制度」としていて、「市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります」と説明しています。
ただ、刻印が無い品をどう扱うかは、お店ごとに違います。金の買取を受け付けている主なお店は、公式サイトで次のように書いています。
| お店 | 刻印の無い金についての公式の記載 |
|---|---|
| おたからや | 刻印のない金・貴金属でも査定・買取が可能。蛍光X線分析装置で金の含有量を測る(インゴットは断る場合あり) |
| 買取大吉 | 比重などで種類や品位を特定し、金と判断できれば買取 |
| なんぼや | 金と判断できれば買取。調べるのに時間がかかることや、貴金属として扱えない場合もある |
| バイセル | 刻印のない金製品でも、査定士が素材を分析して価値を見極める |
| コメ兵 | 金かどうか分からないものも調べる(買取の可否は明記なし) |
おたからやは、「目視や経験だけに頼らず、正確なデータに基づいて査定を行う」とも書いています。
刻印の無い金をどこで見てもらえるかは、刻印なしの金は買取できる?でも詳しく取り上げています。
質屋に持ち込む前に聞いておきたいこと
お店に行く前に、電話や店頭でこう聞いておくと安心です。
- 刻印の無い金も見てもらえるか
- 品位を何で確かめるか(機械・比重など)
- 結果が出るまでどれくらいかかるか
- 査定だけで帰っても費用がかからないか
「見て触っただけで22金と言われた」時の考え方
質屋でネックレスを見てもらったら、手に取っただけで「22金くらいですね」と言われました。それで決めていいんでしょうか?
目で見た印象と、機械で測った数字は別のものなんです。どうやって確かめたのかを聞いてから決めても大丈夫ですよ。
金の品位は、目で見ただけでは分かりません。造幣局も「貴金属の品位は目で見てわかるものではありません」と書いています。
田中貴金属のRE:TANAKAは、まず係員が刻印を目視で確認し、そのあと専用の蛍光X線検査装置で品位を判定すると案内しています。刻印を見るのは最初の一歩、という順番なんです。
その場で聞いてみたい一言
言われた品位に納得できない時は、責めるような言い方をせずに、確かめ方を聞いてみましょう。
例えば、こんな聞き方です。
「22金くらいというのは、機械で測った結果ですか?数字で見せてもらえると助かります」
「今日は決めずに、ほかでも見てもらってから考えてもいいですか?」
例えば同じ10gでも、22金と18金では1gあたりの単価が違います。田中貴金属工業のRE:TANAKAが2026年10月20日17時に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)は、K22が19,036円、K18が15,214円でした。記事執筆日時点の参考値です。
蛍光X線分析のしくみや「純度が低く出た」時の考え方は、蛍光X線分析とはで説明しています。

刻印なしの金を査定に出すまでの手順
『どこに持って行けばいいか分からない…』という方は、次の順番で進めてみてください。
- 留め具や内側をルーペで見て、本当に刻印が無いか確かめる
- 磁石が付くかどうかだけ、軽く試しておく
- 磨いたり削ったりせず、そのままの状態で袋に分ける
- 本人確認書類を用意して、お店に持ち込む
- 品位と重さ、1gあたりの単価を聞いてから決める
おたからやは、「ご自身で手を加えずにそのままの状態でお持ちいただくのがおすすめ」と案内しています。
自宅で金を削る、酸などの薬品を付ける、火であぶるといった方法は、傷が付いて価値が下がったり危なかったりするのでやめておきましょう。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
刻印だけでは分からない時は、お店で品位と重さを確かめてもらうのがいちばん早い方法です。刻印の無い金も相談できるお店なら、「刻印が見当たらないのですが、金かどうか測ってもらえますか?」と伝えるだけで大丈夫ですよ。
本人確認書類も忘れずに
金を売る時は、本人確認書類が必要になります。おたからやは、古物営業法に基づいて売る方の身元確認が法律で義務づけられている、と説明しています。
おたからやは18歳未満の買取をしていません。有効期限の切れた書類も使えないので、出かける前に確かめておきましょう。
質屋と金の買取店、どちらに持って行けばいい?
質屋と金の買取店、刻印の無い金ならどちらがいいんでしょう?
どちらが上ということはないんです。お金を借りたいのか売りたいのか、刻印の無い金を機械で測ってもらえるかで選んでみてください。
質屋の強みは、品物を手放さずにお金を用意できる質入れがあることです。売るつもりがない形見の品なら、ここが大きな違いになりますよね。
一方で、売るつもりで刻印の無い金を見てもらうなら、確かめ方を公式サイトで公表しているお店を選ぶと安心です。
- 品物を手放さずにお金を用意したい
- 期限までに返すめどがある
- 預ける前に条件を書面で確かめられる
- もう使わないので売ってしまいたい
- 刻印の無い金を機械で測ってほしい
- 1gあたりの単価を見比べてから決めたい
鑑定や査定の相談先をまとめて知りたい方は、金の刻印が分からない時はどこで見てもらう?も参考にしてみてください。
質屋と刻印なしの金でよくある相談
ここでは、質屋と刻印の無い金について寄せられることの多い相談を、要約して取り上げます。
相談1:刻印の無い18金ネックレスは質屋で買い取ってもらえる?
購入した時は18金と聞いていたのに、刻印が見当たらないネックレスを売れるか、という相談です。
刻印が無いことだけで、金ではないと決まるわけではありません。お店が機械や比重で品位を確かめられれば、その品位で値段が付く可能性があります。
ただ、確かめ方はお店ごとに違います。持ち込む前に「刻印の無い金も測ってもらえますか?」と聞いておくと、行ってから困ることが減りますよ。
相談2:質屋で金の指輪をメッキと言われた。証明するものはある?
K18と打ってある指輪がメッキと言われ、本当かどうか確かめる方法を知りたい、という相談です。
まずは、メッキと判断した理由と確かめ方を、そのお店に聞いてみましょう。造幣局の品位証明は、登録した製造・販売事業者が依頼する制度なので、個人がその場で証明をもらう仕組みではないんです。
納得できない時は、別のお店でも見てもらうのが現実的です。おたからやは「金かどうか分からない場合でも無料で鑑定いたします」、買取大吉は「本物かどうかに関わらず当店にて無料でお調べいたします」と公式サイトに書いています。
K18と打ってあっても、中身が違うことはあります。反対に、刻印が無い本物の金もあります。刻印は手がかりとして見て、品位はお店の検査で確かめましょう。
相談3:水に入れて重さを量ったら、金ではないかもと言われた
お店で品物を水に入れて量り、金ではないかもしれないと言われた、という相談もあります。
これは比重を見る確かめ方です。おたからやは、比重を使うのは「宝石などが付いていない金塊やインゴットなど、水に浸すことができるもの」と説明しています。
中が空洞のネックレスや、石の付いた品では比重が出にくいこともあります。気になる時は、蛍光X線など別の方法でも見てもらえるか聞いてみてください。
よくある質問
質屋で刻印なしの金は売れますか?
お店が品位を確かめられれば、値段が付く可能性があります。確かめ方はお店ごとに違うので、持ち込む前に刻印の無い金も見てもらえるか聞いておきましょう。
刻印が無い金は偽物ですか?
刻印が無いことだけでは決まりません。造幣局の品位証明も任意の制度で、マークの無い製品もあると造幣局が説明しています。
質入れと買取では、刻印なしの金の見られ方は違いますか?
どちらも品位と重さを見てから金額を出す点は同じです。質入れは期限や利息の条件があるので、預ける前に書面で確かめておきましょう。
査定の前にネックレスを磨いておいた方がいいですか?
磨かずにそのまま持ち込みましょう。おたからやも、手を加えずそのままの状態で持ち込むよう案内しています。
まとめ
- 質入れは預けてお金を借りること、買取は売ること
- 刻印が無い金も、お店が品位を確かめられれば値段が付くことがある
- 刻印の無い金の扱いと確かめ方は、お店ごとに違う
- 見ただけで言われた品位は、確かめ方を聞いてから決める
- 削る・酸・火は使わず、そのままの状態で持ち込む
刻印全体の読み方は、金の刻印の見方ガイドにまとめています。






