金のインゴットの刻印の読み方|999.9・重さ・番号の見方と売る時の注意

金のインゴットの刻印の読み方を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

手元の金のインゴットを見ると、表面に数字や英字がいくつも並んでいますよね。『どれが純度で、どれが重さなんだろう』と迷う方も多いはずです。

結論から言うと、金のインゴットの刻印は「作った会社の名前やマーク」「純度」「重さ」「番号」をまとめて読むのが基本です。この記事では、刻印の読み方と、売る時に気をつけたいことをお伝えします。

刻印が気になる人

親から受け継いだ金の延べ棒に「999.9」や「100g」と並んで、英字と数字の列があります。どれが何を表しているんでしょう?

案内役

数字の単位を見ると、ほとんど読み分けられるんです。gやkgが付いていれば重さ、小数点のある999.9は純度、と順番に見ていきましょう。

目次

金のインゴットの刻印には何が書いてある?

先に結論

金塊や金の延べ棒の刻印は、作った会社を示す名前やマーク、純度、重さ、番号の組み合わせで読みます。どの項目をどう並べるかは、作った会社ごとの仕様です。

インゴットは、アクセサリーよりも刻印の項目が多い品です。よく見かける項目を一覧にしておきますね。

刻印の項目刻印の例読み方確かめること
作った会社の名前・マーク会社名の英字やロゴの形どこが作った地金か購入時の明細書・保証書の会社名と合っているか
純度999.9/FINE GOLD/K24金がどれだけ含まれているか小数点の位置と単位
重さ100g/500g/1kg地金の重さはかりで量った重さと大きく違わないか
番号英字と数字の並び1本ずつを見分ける番号明細書・保証書の番号と合っているか
金属の種類GOLD/Au金の地金であること純度の表示と食い違いがないか

買取大吉やなんぼや、大黒屋の金ページでは、24金の刻印の例として「999.9」「FINE GOLD」「K24」「純金」などが並んでいます。

ここで出てくる地金の刻印一覧は、あくまでよく見る表記の例です。全部の項目が入っていない地金もあるので、入っている項目から読んでみてください。

金のインゴットの刻印の読み方をまとめた図解

24金の刻印全体は24金の刻印の見方で詳しく扱っています。

999.9と99.99は同じ純度?

『999.9と書いてあるのに、別のバーは99.99。純度が違うの?』と思う方もいるかもしれません。

実は、これは単位が違うだけなんです。999.9は千分率(1000分のいくつか)、99.99は百分率(%)で書いたもので、どちらも金が99.99%という同じ値を表しています。

刻印単位金の割合
999.9千分率(‰)99.99%
99.99百分率(%)99.99%
999千分率(‰)99.9%

日本ジュエリー協会の表示規定では、999‰以上の純度の製品に、最高品位を示す「純」を使うことができるとされています。

また同じ規定には、貴金属の純度の表示に「1000‰」を使ってはならない、とも書かれています。

海外の地金の純度

スイスの当局の冊子では、金の品位の例として「999.9(24)」が示されています。タイの業界団体は、タイで売買される金地金の純度を96.5%または99.99%としています。国によって地金の表記の慣習が違うことも覚えておきましょう。

番号や製造年が見当たらない時は?

番号が無いバーもある?

小さなバーを見て、『番号が無いけど大丈夫?』と心配になる方もいるはずです。

番号を入れるかどうか、どこに入れるかは、地金を作った会社の仕様です。この記事では、会社ごとの仕様までは確認できていません。

気になる時は、購入した時の明細書や保証書を見るか、作った会社の公式の案内で確かめてみてください。

製造年は刻印されている?

金地金の刻印に製造年が入っているかどうかも、作った会社や時期によって違います。年の数字が入っていないからといって、それだけで偽物とは言えません。

いつ作られたかを知りたい時は、刻印よりも購入時の書類のほうが手がかりになります。購入した年や店が分かる書類は、売る時まで一緒に保管しておきましょう。

インゴットと一緒に保管しておきたいもの
  • 購入時の明細書・領収書を残しておく
  • 保証書や証明書があれば一緒にしまう
  • 買った店と時期をメモしておく
  • 箱やケースがあれば捨てずに取っておく

よくある相談:インゴットの刻印で迷った時

Yahoo!知恵袋には、インゴットの刻印についての相談が寄せられています。よくある3つに答えますね。

相談1:999.9ではなく99.99と刻印されているのは純金ではない?

上で見たとおり、999.9と99.99は書き方が違うだけで、同じ99.99%を表しています。

ただ、刻印はあくまで手がかりです。本当にその純度かどうかは、売る時に店で確かめてもらうことになります。

相談2:K24などの刻印が無いインゴットは本物?

インゴットの刻印にK24の文字が無く、999.9やFINE GOLDだけということはあります。上の表のとおり、どれも24金の表記として買取店の表に並んでいる書き方です。

一方で、刻印そのものが無い地金は扱いが変わります。おたからやは、刻印や番号が確認できないインゴットは買取を断る場合がある、と案内しています。

刻印の無い地金については刻印なしの金のインゴット・金塊は売れる?で詳しく扱っています。

相談3:1kgと刻印されたインゴットを量ったら、ずっと軽かった

刻印の重さと、はかりで量った重さが大きく違う、という相談です。

こういう時は、刻印に書かれた重さを当てにせず、使ったはかりが正しいかをまず確かめてみてください。それでも大きく違うなら、刻印どおりの地金ではない可能性も考えて、売買の前に店で調べてもらいましょう。

中身が別の金属という偽物の話はタングステン入りの金を見分けるにはにまとめています。購入でトラブルになった時は、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます。

刻印が気になる人

刻印が全部そろっていれば、どの店でもインゴットとして買い取ってもらえますか?

案内役

そこは店ごとに扱いが違うんです。インゴットの値段で扱うブランドを決めている店もあるので、持ち込む前に店に聞いておくと安心ですよ。

インゴットを売る時に店で確かめられること

刻印に加えて、書類と重さを見てもらう

インゴットは、刻印の項目に加えて購入時の書類があるかどうかで、扱いが変わることがあります。店ごとの案内を先に確かめておきましょう。

各社の公式の案内には、インゴットについて次のような記載があります。

店インゴットについての公式の案内
おたからや刻印や番号が確認できないインゴットは、買取を断る場合がある。購入先や証明書などで整合性が取れれば、刻印ありと同等の査定額を出せるケースもある
なんぼやインゴット価格で扱うのは規定で定めたブランドのみ。刻印がないもの、規定外の発行元のものはインゴットとして扱えないケースもある
コメ兵インゴット500g以上の買取では、購入明細書も一緒に持参する

おたからやは、宝石などが付いていない金塊やインゴットのように水に浸せる品は、比重で純度を正確に測ると説明しています。

ちなみに、金そのものの密度は、田中貴金属工業の公表値で19.32です。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

金の値段の目安として、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は1gあたり22,773円(税込)でした。これは記事執筆日時点の参考値です。

同じページには、売買の別途手数料やその他の手数料は含まれていない、と注記されています。例えば100gなら単純計算で約227万円ですが、この金額で売れると決まるわけではありません。

本人確認書類と書類の準備

在留カードは、金のインゴットの取引では本人確認書類として使えない場合がある、とおたからやなどが案内しています。金地金の売却額が200万円を超える時は、マイナンバーの提示を求める店もあります。持ち物は事前に店へ確認しておきましょう。

国税庁は、金地金等の売買を業として行う人が200万円を超える対価を支払う時、税務署に支払調書を出すと定めています。税金の個別の判断は、税務署や税理士に相談してみてください。

作った会社のマークの見方は田中貴金属・三菱マテリアルの刻印、刻印全体は金の刻印の見方ガイドでも確かめられます。

インゴットを売る前に準備することの図解

よくある質問

金のインゴットの999.9と99.99は違うものですか?

単位が違うだけで、どちらも金が99.99%という同じ値です。999.9は千分率、99.99は百分率で書いています。

インゴットに番号が見当たりません。偽物ですか?

番号の入れ方は作った会社の仕様なので、それだけで偽物とは言えません。購入時の明細書や保証書、作った会社の案内で確かめてみてください。

刻印の無い金塊は売れますか?

刻印や番号が確認できないインゴットは、買取を断る場合があると案内している店があります。購入先や証明書が分かる書類があれば、店に相談してみましょう。

インゴットの刻印を磨いてきれいにしてから売ったほうがいいですか?

磨いたり薬品で洗ったりすると、表面に傷が付くおそれがあります。手を加えずに、そのまま持ち込むのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 金のインゴットの刻印は、作った会社の名前やマーク、純度、重さ、番号の組み合わせで読む
  • 999.9は千分率、99.99は百分率で、どちらも金99.99%を表す
  • 番号や製造年の入り方は作った会社の仕様。購入時の書類で確かめる
  • 刻印や番号が確認できないインゴットは、買取を断る店もある
  • 売る前に、扱うブランドや必要な書類を店に確認しておく
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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