当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
引き出しの奥から、金縁のメガネが出てきた。テンプルの内側に小さな英数字が並んでいるけれど、18金なのか、金張りなのか分からない。そんな時は迷いますよね。
結論から言うと、18金のメガネフレームの刻印は、品位の文字(K18・18K・K12など)と、GPやGFのような加工の記号を分けて読むのがコツです。GPやGFがあれば、フレーム全体が金というわけではありません。
ここでは、メガネの金の刻印の読み方と、刻印なしのフレームや査定に出す時の考え方をお話しします。
祖父の金縁メガネのテンプルに「20KGF」と刻まれています。20金のフレームなんでしょうか?
GFは金張りを表す記号なんです。20Kの数字だけで20金のフレームとは決めずに、記号の意味からひとつずつ見ていきましょう。
金のメガネフレームの刻印はどこにある?
刻印の位置を決めた規定はありません。テンプル(つる)の内側、ブリッジの裏、レンズの横の金具のあたりを、ルーペで順に見てみてください。
日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定には、刻印の位置の決まりは書かれていません。
メガネは型番やサイズの数字も一緒に刻まれていることが多いので、品位の文字を見分けるのが少し大変なんです。
| 探す場所 | 入りやすい刻印 | 見る時のコツ |
|---|---|---|
| テンプルの内側 | K18・GF・型番・サイズ | 数字と英字を分けて書き出す |
| ブリッジの裏 | 品位の文字 | 明るいライトを斜めに当てる |
| レンズの横の金具 | K18・GPなど | 左右両方を見る |
| 鼻あての近く | 作り手の記号 | 小さな文字をルーペで読む |

K18・18K・K12など、品位の刻印の読み方
まず、品位を表す文字を探します。『K12なんて見たことがない』という声もありますが、これも金の品位の表記です。
| 刻印 | 意味 | 確かめること |
|---|---|---|
| K18・750 | 18金(750) | GPやGFが続いていないか |
| 18K | Kが後ろの書き方 | 海外製かどうか |
| K14・585 | 14金(585) | 店で品位を測る |
| K12・12K | 12金 | 店で品位を測る |
| K18GP・GP | 金めっき | めっきの品として扱う |
| 20KGF・1/20 12KGF | 金張り | 張りの品として扱う |
JJAとJIS H6309:2022のカラット表示の表には、K24・K22・K20・K18・K14・K10・K9・K8が載っていて、K12はありません。
ただ、田中貴金属のRE:TANAKAやおたからやは、K12の品位別の価格を出しています。K12の刻印も、金の品位を表す表記として読めるんです。
メガネの18Kは、Kが後ろに来る書き方です
JJAは「原則的には K は数値の前に置く」とし、18Kのような後ろ置きは海外で使われることがある、としています。
GP・GF・1/20・20KGFの読み方
『GFとGPって何が違うの?』という声はよく聞きます。
JJAは、GPを金めっきの記号、GFを金張りの記号としています。金張りは、台になる金属に金合金の薄い板を張り合わせた素材です。
- 台の金属に金合金の板を張った素材
- JJAでは、金合金の質量比が20分の1以上
- 20分の1未満はRG(Rolled Gold)
- 表面に金のめっきをかけた素材
- JJAのめっきの記号
- 厚みは「GP 3μm」のように書く
ここで大事なのは、GFの「1/20」が厚みではなく質量比だということです。JJAは「金張りの数値は、厚みではなく材料の質量比を表している」と書いています。
アメリカのFTCのガイドも、金合金の層が製品の金属全体の重さの1/20以上なら「Gold Filled」と表示できるとしています。「1/40 12 Kt. R.G.P.」のように、分数をカラットの前に書く例も載っています。
つまり「1/20 12KGF」なら、12金の金合金の層が、重さで全体の20分の1以上ある金張り、という読み方になります。
GFの詳しい読み方はK18GFとは、GPはK18GPとはで見られます。
刻印なしのメガネフレームは金ではない?
JJAの規定は、アンティークや歴史的なジュエリーなどには「本体に品位が刻印されていないものがある」と書いています。刻印なしのフレームでも、金ではないとは決められません。
おたからやは、刻印のない金・貴金属でも査定・買取が可能とし、専用の蛍光X線分析装置で含有量を測ると案内しています。
- 型番やサイズの数字の中に、品位の文字がまぎれていないか見る
- テンプルの先のほうや、折りたたむ部分の内側も見る
- 読めない文字は写真に撮り、そのまま店に見せる
よくある相談:メガネの刻印の意味が分からない
Yahoo!知恵袋には、金縁メガネの刻印についての相談が寄せられています。よく見かける3つに答えますね。
相談1:フレームに「20KGF90/1000」とある
20KGFは、20金の金合金を使った金張りの表記と読めます。
後ろの90/1000は分数の形で、JJAやFTCの書き方では、金張りの数字は重さの割合を表します。ただ、90/1000という書き方を定めた規定は確認できないので、意味を決めつけずに店で確かめてもらいましょう。
相談2:眼鏡に「K12」と表示されていた
K12は12金を表す表記です。
先ほどのとおり、K12はJIS H6309の表には無いものの、RE:TANAKAやおたからやはK12の価格を出しています。GPやGFの記号が続いていないかを確かめてから、店で品位を測ってもらいましょう。
相談3:フレームに「GP20K」とある
GPは金めっきの記号です。20Kの数字があっても、GPが入っている以上、めっきの品として考えるのが安心です。
めっき・張りの記号全体は金メッキ・金張りの刻印一覧にまとめています。
メガネは「金の部分の重さ」で考える
重さを量って、そのまま18金の単価をかければいいんですか?
メガネはレンズや鼻あて、ネジなど金ではない部分もあるんです。金の部分の重さで考えるので、量った重さそのままでは計算しないでおきましょう。
『フレームごと全部が金の重さじゃないの?』と思いますよね。
JJAは、製品の重さは基本的に非貴金属の部品の重さを除いて表示する、としています。
店の扱いも分かれます。RE:TANAKAは、メガネ枠を「品位が特定しづらいもの」として買取できないものに挙げつつ、付属品を除いた貴金属部分だけの状態で品種・品位が特定できれば買取できる場合がある、と案内しています。
コメ兵は、GP(金メッキ)、GF(金張り)表記があるものは買取できないとしています。おたからやは、金メッキ製品も査定対象です。
RE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)は、K18が15,214円/g、K12が9,236円/gでした。記事執筆日時点の参考値です。
例えば金の部分が10gのK18なら152,140円という計算になります。実際の金額は、店の査定で決まります。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

- テンプルやブリッジの刻印を書き出す
- GP・GF・RGPなどの記号が無いか確かめる
- レンズは自分で外さず、磨かずそのまま持ち込む
- 店にメガネの扱いがあるか、先に確認する
- 金の部分の品位と重さを聞いてから決める
ほかの小物の金の刻印は万年筆・ライターの金の刻印、刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドで確認できます。
よくある質問
18金のメガネフレームの刻印はどこにありますか?
位置の決まりはありませんが、テンプルの内側やブリッジの裏、レンズの横の金具に入っていることが多いです。型番やサイズの数字と分けて読んでみてください。
メガネの18Kの刻印は18金ですか?
18KはKが後ろに来る18金の書き方です。後ろにGPやGFが続いていないかを確かめ、店で品位を測ってもらいましょう。
金のフレームなら、どこかに刻印があるものですか?
刻印の無いフレームもあります。JJAもアンティーク等には品位の刻印が無いものがあるとしていて、刻印が無いだけで金ではないとは決められません。
1/20の数字は金の厚みですか?
いいえ、JJAは金張りの数値は厚みではなく質量比だとしています。1/20なら、金合金が重さで20分の1以上という意味です。
まとめ
- 18金のメガネフレームの刻印は、テンプルの内側やブリッジの裏に多い
- K18・18K・K12は品位の表記。GPは金めっき、GFは金張りの記号
- GFの1/20は厚みではなく質量比。20分の1未満はRG
- 刻印なしのフレームも、金ではないとは決められない
- メガネは店によって扱いが違い、金の部分の重さで考える






