当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
ネックレスの留め具に「18KP」、指輪の内側に「K18S」や「K18NS」。数字の後ろに見慣れない英字が付いていると、本物の18金なのか気になりますよね。
結論から言うと、K18の後ろの英字には、日本ジュエリー協会(JJA)の規定で意味が決まっているものと、公的に決まった意味が確認できないものがあります。
18KPの刻印をはじめ、後ろの英字をどう読めばいいか、分からない時にどうするかをお話しします。
ネックレスの留め具に「18KP」と刻まれています。Pってメッキのことですか?それとも本物の18金なんでしょうか?
Pの1文字だけでは、メッキとも18金とも決められないんです。まずは、意味が決まっている英字と、そうでない英字を分けて見ていきましょう。
K18の後ろの英字は「決まっている記号」と「決まっていない記号」に分かれます
JJAの規定で意味が決まっているのは、色の記号(WG・YG・PG・GRG)、めっきの記号(GP・WGP・PGPなど)、張りの記号(GF・RG)などです。KP・S・NS・GT・BG・FM・PATなどは、規定に載っておらず、公的に決まった意味は確認できません。
実は、K18の後ろに付く英字はひとまとめにできないんです。
色を表すもの、メッキや金張りを表すもの、作った会社が独自に入れたもの。見た目は同じ英字でも、中身がまったく違います。
| 刻印の例 | JJAの規定での扱い | 何を表すか | 確かめること |
|---|---|---|---|
| K18WG・K18YG・K18PG・K18GRG | 色の記号として規定あり | 18金の地金そのものの色 | K18と色の記号の間に別の英字が無いか |
| K18GP・K18WGP・K18PGP | めっきの記号として規定あり | 表面のめっき(GP=金めっき) | 下の金属が何か |
| K18GF・1/20K18GF | 張りの記号として規定あり | 金合金の板を張った素材 | 分数(質量比)の有無 |
| K18RHP | めっきの記号として規定あり | 18金にロジウムめっき | 地金はK18のまま |
| 18KP・K18S・K18NS・18KGT・K18BG・K18FM | 規定に載っていない | 公的に決まった意味は確認できない | 店の検査で品位を確かめる |
表の下の段に当たる刻印は、意味を推測で決めないのが安全です。

色の記号(WG・PG・YG)は18金の色を表します
『K18WGって、金じゃなくて白い別の金属なの?』と迷う方も多いはずです。
WGはホワイトゴールド、PGはピンクゴールド、YGはイエローゴールド、GRGはグリーンゴールド(青金)を表す記号です。
JJAの規定では、カラーゴールドの名前は地金本体の色で付けるとされています。表面のめっきの色でカラーゴールドを名乗ることはできません。
造幣局は「金の品位(純度)が同じであれば、ホワイトゴールドもピンクゴールドも同じホールマーク表示となります」と案内しています。K18WGもK18PGも、金の割合は750(75%)という意味です。
例えば「K18PG」と刻まれているのに色が黄色っぽく見える、という相談もあります。
ピンクゴールドは銅の割合が高い金合金で、やや赤みのある色です。光の加減で見え方は変わるので、色だけで刻印を疑わず、気になる時は店で地金を測ってもらいましょう。
めっき・張りの記号(GP・GF・RG)は金の量が大きく変わります
ここが大事なところです。
K18の後ろにGPが付いていたら、それは「18金でできた品」ではなく「18金の色のめっき」を表しています。
| 記号 | 正式な意味(JJA) | 例 |
|---|---|---|
| GP | 金めっき | K18GP、SV925K18GP |
| WGP | ホワイトゴールドめっき | WGP |
| PGP | ピンクゴールドめっき | PGP |
| GIP | 金イオンプレーティング | GIP |
| GF | 金合金の質量比が20分の1以上の張り | 1/20K18GF |
| RG | 金合金の質量比が20分の1未満の張り | Au585RG |
「SV925K18GP」なら、シルバー925の上に18金の色のめっきをかけた、という読み方になります。JJAの規定にも「Ag950 GP」という書き方の例があります。
GFの「1/20」は金の厚みではなく、材料の質量比です。また、RGはJJAの規定では「Rolled Gold(張り)」の記号で、ローズゴールドの意味ではありません。
「18KGP」と「18KP」は1文字違いです。Gが入ってGPになっていればめっきの記号なので、ルーペで1文字ずつ読んでみてください。
メッキの刻印の意味はK18GPとは、数字とMが付く刻印はK18 1M・3Mの刻印で詳しく扱っています。
18KP・K18S・NS・18KGTなど、規定に無い英字の扱い
「K18S」や「K18NS」は、どこかで意味が決まっているんですか?
JJAの規定にも造幣局の区分にも載っていない英字なんです。メーカーや販売元が独自に入れる記号として扱って、品位は店で確かめてもらうのがおすすめです。
18KPの刻印のほか、K18の後ろに付く英字にはいろいろなものがあります。
よく見かけるのは次のような刻印です。
- 18KP、14KP(Kの後ろにP)
- K18S、K18NS、K18SN(Sや、NとSの組み合わせ)
- 18KGT、18KG、14KGS(Kの後ろにGと別の英字)
- K18BG、K18FM(K18の後ろに英字2文字)
- PAT、A、ADなど、品位の数字と離れて入っている英字
どれも、JJAの規定や造幣局の区分で意味が決まった記号としては確認できません。
ここで気をつけたいのが、「Gが入っているからめっき」「Sはシルバー」と頭の中で補ってしまうことです。
公的に決まった意味が無い以上、英字だけで本物・メッキを決めることはできないんです。
- 英字の前後に、GP・GF・RGなど規定のある記号が隠れていないか読む
- 750・585などの千分率の数字が別の場所に無いか探す
- 日の丸の旗とひし形の数字(造幣局のホールマーク)が無いか見る
- 意味は決めつけず、刻印をメモや写真に残しておく
18KPは店の表で18金の欄に入っていることがあります
18KPについては、買取店が自社の表で扱いを示している例があります。
買取大吉となんぼやは、それぞれ金ページの品位別ガイドで、18金の刻印の欄に「18KT」「18KP」を並べています。14金の欄にも「14KT」「14KP」があります。
ただし、これは各店の表での扱いで、Pの意味を公的に決めたものではありません。店によって見方が違うこともあるので、刻印だけで決めずに査定で確かめてもらいましょう。
Kが数字の後ろにある「後K」にも目を向けて
18KPや18KGTは、Kが数字の後ろにある書き方でもあります。
JJAは、海外では18Kのように数値の後ろにKを置くことがあるが、原則はKを数値の前に置く、としています。
大黒屋は、古い品で「24K・18K・14K」のようにKが後ろにくる刻印を「アトK」と呼び、1つ下の品位で買い取る場合がある、と公式ページで案内しています。後ろのKの話は18KとK18の違いでまとめています。
GE・GEPが入っている時はめっきの表示の可能性も
「18KTGE」のようにGEが入った刻印もあります。
GEやGEPはJJAの規定には載っていません。一方、アメリカのFTCのガイドでは、金の電気めっきを「Gold Electroplate」と表示でき、例として「12K G.E.P.」が挙がっています。
日本の公的な決まりではないので断定はできませんが、めっきの表示の可能性も考えて、査定で確かめてもらうと安心です。
よくある相談:K18の後ろの英字が気になる時
Yahoo!知恵袋には、K18の後ろの英字についての相談がたくさんあります。よく見かける3つに答えますね。
相談1:ネックレスの刻印に「18kP」。本物の18金ですか?
18kPの刻印は本物なのか、という相談です。
先ほどのとおり、Pの意味は公的には確認できません。一部の買取店は品位別ガイドで18KPを18金の欄に入れていますが、それで品物の品位が決まるわけではないんです。
『じゃあ偽物かも』と不安になるかもしれません。ただ、規定に無い英字があること自体は、本物とも偽物とも言えない、という扱いになります。
相談2:K18にNSの刻印。材質は何ですか?
K18のNSの刻印について、材質を知りたいという相談です。
NSやSNも、JJAの規定や造幣局の区分には無い英字です。
なお、おたからやのコラムは、SNやNSの刻印「だけ」のアクセサリーは金の含有量がほぼ無い、と説明しています。K18の文字が一緒にあるか、750などの数字が別にあるかで手がかりが変わるので、刻印を全部書き出してから店で見てもらいましょう。
相談3:「18KGT」のネックレス。メッキなら錆びますか?
18KGTが本物の金か、メッキなら錆びるのか、という相談です。
GTはJJAの規定に無い記号なので、刻印から素材は決められません。錆びるかどうかは下の金属しだいなので、刻印からは分からないんです。
気になる時は、店で品位を測ってもらうのがいちばん確実です。磨いたり削ったりして中を確かめるのはやめておきましょう。
意味の分からない英字が付いたままでも、査定に出していいんでしょうか?
大丈夫です!店は刻印を目で見たうえで、機械で品位を測ります。分からない英字は「この刻印の意味が分からない」とそのまま伝えてみてください。
刻印で決められない時は、店で品位と重さを測ってもらう
刻印は手がかりで、品位を確かめるのは店の検査です。田中貴金属のRE:TANAKAは、刻印で品位を目視で確認したあと、専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定すると案内しています。
おたからやも、専用の蛍光X線分析装置で金やプラチナの含有量を測っていると金ページで説明しています。
金の買取価格は、品位ごとの1gあたりの単価と重さで決まります。
田中貴金属のRE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)は、K18が15,214円/g、K14が10,978円/gでした。記事執筆日時点の参考値です。
『結局いくらになるの?』という方のために、計算の例も置いておきますね。
例えば5gの品なら、K18として測れればこの単価で76,070円、K14なら54,890円という計算になります。実際の金額は店や日によって変わります。
PR|金・貴金属の買取
刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
メッキの品の扱いは店ごとに違います。
RE:TANAKAはメッキ品を「お買取りできないもの」に挙げ、コメ兵はGP・GFの表記があるものは買い取れないとしています。おたからやは金メッキ製品も査定対象としています。

- ルーペとライトで、刻印を左から1文字ずつ書き出す
- GP・GF・RG・WGなど、規定のある記号が入っていないか確かめる
- 磨かず削らず、そのままの状態で店に持ち込む
- 品位と重さを測ってもらい、内訳を聞いてから決める
刻印の読み方の全体は金の刻印の見方ガイド、K18の表記の種類は18金の刻印の種類で確認できます。
よくある質問
18KPの刻印は18金ですか?
Pの意味は公的には確認できないので、刻印だけでは決められません。一部の買取店は品位別ガイドで18KPを18金の欄に入れていますが、品位は店の検査で確かめてもらいましょう。
K18WGとK18GPの違いは何ですか?
WGはホワイトゴールドという18金の色の記号で、地金そのものが18金です。GPは金めっきの記号で、表面にめっきをかけた品を表します。
K18の後ろの英字はメーカーのマークですか?
メーカーや販売元が独自に入れる記号の可能性はありますが、公的な一覧は確認できません。意味を決めつけず、刻印として記録しておくのがおすすめです。
英字の意味が分からないと買取を断られますか?
店は刻印に加えて機械で品位を測るので、英字の意味が分からなくても査定は受けられます。ただし、メッキと分かった品の扱いは店ごとに違います。
まとめ
- K18の後ろの英字には、JJAの規定で意味が決まっている記号と、決まっていない記号がある
- WG・PG・YGは18金の色、GP・WGP・PGPはめっき、GF・RGは張りの記号
- 18KP・K18S・NS・18KGT・K18BG・K18FMなどは、公的に決まった意味が確認できない
- 規定に無い英字だけで、本物かメッキかを決めない
- 最後は店で品位と重さを測ってもらい、内訳を聞いてから決める






