当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
実家の仏壇を整理していたら、金色のおりんや仏具が出てきた。底をのぞいてみたけれど、刻印があるのか無いのかもよく分からない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、仏具の金の刻印は底や縁、台座の裏に入っていることが多く、刻印が無くても金ではないとは限りません。金箔や金メッキの仏具もあるので、最後は店で測ってもらうのが確実です。
ここでは、仏具やおりんの金の刻印の読み方と、刻印の無い品を査定に出す時の考え方をお話しします。
亡くなった父の仏具を整理しています。おりんの底に小さく何か刻まれているんですが、金なのかどうか分かりません。
まずは刻まれている文字を、ルーペで1文字ずつ読んでみましょう。読めない時や刻印が無い時でも、店で品位を測ってもらう方法があります。
仏具の金の刻印はどこにある?
刻印の位置を決めた規定はありません。おりんは底の中央や縁の外側、仏具は底面や台座の裏、ふたの内側などを順に見てみてください。
日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定にも、刻印の位置の決まりは書かれていません。仏具は作り手によって刻印の場所がばらばらなんです。
| 探す場所 | 入りやすい刻印 | 見る時のコツ |
|---|---|---|
| おりんの底 | 純金・K24・K18 | 布の上で裏返して見る |
| おりんの縁の外側 | 品位・作り手の記号 | 一周ぐるりと見る |
| 仏具の底面・台座の裏 | K18・純金・メーカーの印 | 明るいライトを当てる |
| ふたや部品の内側 | 品位の文字 | 部品ごとに分けて見る |
重さのある仏具は、落とさないように布の上でゆっくり扱ってくださいね。

K18・純金・造幣局マークなど、刻印の読み方
刻印が見つかったら、品位の文字を読みます。『漢字で金とだけある』『メーカーの名前しか無い』という時も、下の表で見比べてみてください。
| 刻印 | 意味 | 確かめること |
|---|---|---|
| K24・999・純金 | 純金の表示 | 店で品位を測る |
| 金(漢字だけ) | JJAでは品位を書かない「金」は999 | 古い品は店で確かめる |
| K18・750 | 18金(750) | 部品ごとの品位 |
| 日の丸とひし形の数字 | 造幣局の品位証明 | マークの形を見る |
| メーカーの社名や印 | 作り手の表示 | 品位の文字と分けて読む |
| GP・金めっき | 金めっき | めっきの品として扱う |
JJAは、「金」または「金製」の表示で品位を書かない場合は品位999でなければならない、としています。
造幣局は、貴金属製品の製造・販売をする事業者の依頼で品位試験を行い、合格した品に日の丸とひし形の品位の数字を打刻しています。造幣局が作った品については「造幣局製」と刻印のある金の置物・メダルで取り上げています。
メーカーの印の見方は田中貴金属・三菱マテリアルの刻印でまとめています。
金色でも金箔や金メッキの仏具があります
『金色に光っているから金だろう』と思いますよね。
ただ、仏具には金箔を貼ったものや、金めっきのものもあります。色だけでは、金の品なのかどうかは分からないんです。
- K24・純金・K18などの品位の刻印がある
- 造幣局のマークがある
- 店の検査で金の品位が測れた
- 金箔を貼った仏具
- GPなど金めっきの記号がある
- 金色の塗装や加工の品
金箔について、なんぼやは「金箔や砂金は基本的に、刻印がありませんので比重確認が必要になりますが、重さが確認できないものは買取できないケースもあります」と案内しています。
金めっきの扱いは店ごとに違います。田中貴金属のRE:TANAKAはメッキ品を買取できないものに挙げ、おたからやは金メッキ製品も査定対象としています。めっきの刻印の意味はK18GPとはで見られます。
刻印なしのおりんや仏具はどうする?
おりんを裏返しても刻印が見つかりません。金のおりんではないんでしょうか?
刻印が無いだけで金ではないとは決められないんです。古い品は刻印の無いこともあるので、店で測ってもらいましょう。
JJAの規定は、アンティークや歴史的なジュエリーなどには「本体に品位が刻印されていないものがある」と書いています。
おたからやは、刻印のない金・貴金属でも査定・買取が可能とし、専用の蛍光X線分析装置で金やプラチナの含有量を測ると案内しています。
比重についても、おたからやは「水に浸すことができるもの」の純度を測る時に使うと説明していて、すべての店舗に比重計を完備しているそうです。刻印の無い金全般の考え方は刻印なしの金とはでまとめています。
よくある相談:仏具の刻印が気になる
Yahoo!知恵袋には、仏具やおりんの刻印についての相談が寄せられています。よく見かける3つに答えますね。
相談1:古い仏具に「8」や「88」の刻印がある
数字だけの「8」や「88」は、JJAの規定にも造幣局の区分にも、品位として載っている書き方ではありません。
公的に決まった意味は確認できないので、作り手や販売元が独自に入れた記号の可能性もあるものとして、店で確かめてもらいましょう。
相談2:仏具の底に田中貴金属のマークとK18がある
メーカーの印とK18の刻印が並んでいる、という相談です。
メーカーの印は作り手の表示で、K18は品位の表示です。どちらも手がかりにはなりますが、最後は店の検査で品位を測ってもらうのが確実です。
相談3:18金のおりんでも色あせる?
JJAは、カラーゴールドの名前は、表面のめっきや化学変化(酸化、硫化、塩化等)による色ではなく、地金そのものの色で呼ぶとしています。
表面の色の見え方と、地金の品位は別の話なんです。色が変わって見えても、表面を磨いたり薬品で洗ったりはしないでください。おたからやも、無理に磨いたり薬品で洗浄すると表面を傷つけるおそれがあると案内しています。
金の仏具は、買取店で品位と重さを測ってもらう
『仏具を売ってもいいのかな』と迷う方もいるはずです。
金箔なのか、金めっきなのか、純金なのか。仏具は見た目で区別がつきにくいので、自分で決めずに買取店で測ってもらうのがいちばんの近道です。
手を合わせてきた大事な品なので、気持ちの整理がついてから相談してみてくださいね。
おたからやは、刻印のない金・貴金属も査定でき、査定料・鑑定料は一切かからないと公式に案内しています。店舗数は2,080店舗以上(2026年10月時点・おたからや公式。待機店舗を含む)です。
大きな仏具や数が多い時は、出張料・査定料・買取手数料が無料の出張買取も用意されています。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

価格の目安も見ておきましょう。RE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)は、K24が20,850円/g、K18が15,214円/gでした。記事執筆日時点の参考値です。
同じ発表で計算したRE:TANAKAの買取例には、K24の金杯160gで3,336,000円という例が載っています。実際の金額は、品物ごとの査定で決まります。
なお、RE:TANAKAは、デザインや歴史的価値など貴金属以外の価値は評価しないと案内しています。
- 底・縁・台座の裏の刻印を、品物ごとに書き出す
- 刻印が無い品や読めない品も分けておく
- 磨かず、そのままの状態で持ち込むか出張を頼む
- 金箔か金めっきか分からない、と店に伝える
- 品物ごとの品位と重さを聞いてから決める
査定の流れ全体は金の刻印を確かめてから査定に出す、刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドで確認できます。
よくある質問
仏具の金の刻印はどこにありますか?
位置の決まりはありませんが、おりんなら底や縁、仏具なら底面や台座の裏に入っていることが多いです。部品ごとに分けて見てみてください。
刻印なしのおりんは金ではないのですか?
刻印が無いだけで金ではないとは決められません。古い品は刻印の無いこともあり、店によっては蛍光X線分析装置などで測って査定しています。
漢字で「金」とだけ刻まれた仏具は純金ですか?
JJAは、品位を書かない「金」の表示は品位999でなければならないとしています。ただ古い品もあるので、店で品位を測ってもらいましょう。
金箔の仏具は売れますか?
店によって扱いが違います。なんぼやは、金箔は比重確認が必要で、重さが確認できないものは買取できないケースもあると案内しています。
まとめ
- 仏具の金の刻印は、おりんの底や縁、仏具の底面や台座の裏に入っていることが多い
- K24・純金・999、K18・750は品位の表示。漢字の「金」だけならJJAでは999
- 8や88の数字は、公的に決まった意味が確認できない
- 金箔や金めっきの仏具もあり、色だけで金かどうかは決められない
- 刻印なしのおりんも、買取店で品位と重さを測ってもらえる






