金とプラチナのコンビの刻印|K18/Pt900・SV K18の読み方

金とプラチナのコンビの刻印の読み方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

指輪の内側に「Pt900/K18」や「K18 SV」のように、2つの刻印が並んでいて戸惑っていませんか。

結論から言うと、金とプラチナのコンビの刻印は、1つの品に2種類の金属が使われていて、それぞれの品位を並べて書いたものです。どちらが全体の品位というわけではないんです。

この記事では、金とプラチナ、金と銀のコンビの刻印の読み方と、パーツごとに確かめる理由、店に持ち込む時のコツをお伝えします。

刻印が気になる人

結婚指輪に「Pt900/K18」とあります。これはプラチナと金、どちらの指輪なんですか?

案内役

両方なんです。プラチナの部分がPt900、金の部分がK18という意味で、2つの金属を組み合わせた指輪ですね。

目次

2つの品位が並ぶ刻印はコンビの印

先に結論

「Pt900/K18」のようにスラッシュで区切られた刻印は、プラチナと金を組み合わせたコンビの品の表示です。品位は素材ごとに読みます。

日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定には、「複数の素材、品位を用いた製品は、それぞれの素材ごとに品位を表示する」とあります。

本来はプラチナの部分に「Pt900」、金の部分に「Au750」と、それぞれの場所に打つのが基本です。ただ、それぞれの部位に打てない時は、打てる部分にスラッシュで区切って並べてよい、とされているんです。

刻印の例読み方
Pt900/K18プラチナ900の部分と、18金の部分がある
Pt850/K18プラチナ850の部分と、18金の部分がある
Pt950 Au750プラチナ950の部分と、金750の部分がある
Au750YG・Au750WG18金のイエローとホワイトを組み合わせている
750/900Pt(ひし形)造幣局のコンビ製品のホールマーク

造幣局のホールマークにも、金と白金(プラチナ)を接合した製品の区分があります。金750とプラチナ900のように、金と白金の品位を上下に並べた形です。

造幣局のコンビ製品の区分(金/白金)
999/999
750/999
750/950
750/900
750/850
金とプラチナのコンビの刻印が、素材ごとの品位を並べたものであることを示した図解

どこが金でどこがプラチナ?パーツごとに確かめる

『じゃあ、どこまでが金なの?』と気になりますよね。

刻印からは、どの部分がどちらの金属かまでは読めません。見た目の色である程度の見当は付きますが、正確な重さの割合は分からないんです。

田中貴金属のRE:TANAKAは、「複数の品種・品位のコンビ製品も、それぞれのパーツごとに上記表に沿って品位を特定します」と案内しています。例として挙がっているのが「Pt850/K18のリング」です。

色分けがはっきりしない品もあります

造幣局は、白金と金を接合した製品で、色分けが明確でないものは検定できない製品の例に挙げています。見た目だけでは境目が分からない品もある、ということですね。

ペンダントとチェーンで品位が違う時

コンビは1つの指輪の中だけの話ではありません。

JJAの規定には、Pt900のペンダントとPt850のチェーンをつないだ製品なら、本体にPt900、チェーンのプレートなどにPt850と打つ例が載っています。

ネックレスの場合は、トップと留め具の両方の刻印を見てみてください。

コンビの品で刻印を探す場所
  • 指輪の内側(スラッシュで並んでいないか)
  • ネックレスのトップの裏と、留め具・プレート
  • ブローチの針の付け根や裏の板
  • ピアスのポストとキャッチ

SVとK18が並ぶ時は?銀と金のコンビの刻印

刻印が気になる人

ブローチの裏に「K18 SILVER」とあります。金なのか銀なのか、どっちなんでしょう?

案内役

銀の部分と金の部分がある可能性もあれば、銀の上に金をかぶせた品の可能性もあるんです。K18の後ろに続く文字を確かめてみましょう。

SVやSILVERは、JJAの規定で銀を表す表示です。SVやSILVERだけを使う場合は、925‰以上の銀でなければならないとされています。

銀と金が並ぶ刻印は、大きく3つの読み方が考えられます。

刻印の例読み方の目安JJAの規定にある表示例
SV K18・K18 SILVER銀の部分と18金の部分があるコンビの可能性素材ごとに品位を表示する
SV925 K18GP・Ag950 GP銀の上に金めっきAg950に金めっき「Ag950 GP」
Ag950 1/10K18GF銀の上に18金を張った金張り「Ag950 1/10K18GF」

ポイントは、K18の後ろにGP(金めっき)やGF(金張り)が付いているかどうかです。付いていれば、中まで18金の品ではありません。

付いていない時は、銀と金のコンビの可能性があります。ただ、刻印だけではどこが金か分からないので、店で確かめてもらいましょう。

銀の刻印がある金色の品は、925の刻印で金色のアクセサリーは金?で詳しく扱っています。

750の刻印でプラチナのような色の時

『750って18金のはずなのに、色が銀色…』という方もいるはずです。

この場合、まず考えられるのはホワイトゴールドです。750は金の品位の数字なので、白い金合金のK18WGを「750」とだけ書いた可能性があります。

一方で、RE:TANAKAのプラチナ製品のリサイクル価格の表には「750」の欄があり、Pt750未満のプラチナ製品は買取できないと案内しています。

刻印読み方の目安
750・Au750金の品位750。銀色ならホワイトゴールドの可能性
K18WG・Au750WG18金のホワイトゴールド
Pt750プラチナの品位750

JJAの規定では、プラチナの品位は「Pt900」のように元素記号のPtと数字で表します。数字だけの時は、近くにPtの文字が無いか、別の場所に刻印が無いかを探してみてください。

なお、JJAの規定は、プラチナ850‰未満の品をプラチナ製品と表示してはならないとしています。

ホワイトゴールドの刻印はホワイトゴールドの刻印、昔の「白金」の表記はK白金・純白金の刻印でまとめています。

よくある相談|知恵袋で多いコンビの刻印の疑問

Yahoo!知恵袋には、2つの金属が並ぶ刻印についての相談が寄せられています。代表的なものを3つ取り上げますね。

ブローチの「K18SILVER」はどういう意味?

ブローチの刻印にK18SILVERとあって、意味が分からないという相談です。

K18は18金、SILVERは銀を表す表示です。GPやGFの文字が無ければ、銀と18金を組み合わせた品の可能性があります。

どこが金の部分かは刻印からは分からないので、店で部分ごとに確かめてもらいましょう。

銀の品に「SV」と「K18PG」が打たれている

SVとK18PGの両方が刻印されていて、どう読めばいいのかという相談です。

K18PGは、JJAの規定で18金のピンクゴールドの表示例です。SVと並んでいれば、銀とピンクゴールドのコンビの可能性が考えられます。

ただ、ピンクゴールドめっきの記号はPGPなので、K18PGの後ろに「P」が続いていないかを確かめてみてください。

「PT900SV」と刻印された指輪は売れる?

プラチナと銀が並んだ刻印の指輪が売れるのか、という相談もあります。

RE:TANAKAのように、コンビの品をパーツごとに品位を特定すると案内している店があります。ただ、RE:TANAKAは銀製品の買取をメダル・小判・大判・盃などに限っているので、銀の部分の扱いは店ごとに違うと考えておきましょう。

コンビの品を店に持ち込む前に

『金とプラチナが混ざっていたら、計算がややこしそう』と思うかもしれません。

ただ、そのために店の検査があるんです。刻印は手がかりにして、部分ごとの品位と重さは店に測ってもらいましょう。

コンビの品を店で確かめてもらう手順
  1. スラッシュで並んだ刻印や、別々の場所の刻印をすべて探す
  2. 刻印をスマホで拡大して写真に撮る
  3. 磨いたり外したりせず、そのまま持ち込む
  4. 店で、どの部分がどの金属かを確かめてもらう
  5. 金とプラチナそれぞれの重さと単価を聞いてから決める

おたからやは、他の素材と組み合わされた合金の品や、刻印が無くて純度が分からない品も、専門の技術で測ってその場で価値を判定すると公式サイトで案内しています。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

店では、こんなふうに伝えると話が早いですよ。

「Pt900とK18が並んだ指輪です。それぞれの部分の重さと単価を教えてもらえますか?」

品位の違う金や、プラチナ・メッキが混ざった品をまとめて持ち込む時は、刻印の違う金をまとめて売るも参考にしてみてください。刻印全体の見方は金の刻印の見方ガイドでまとめています。

コンビの品を店に持ち込む前に確かめることをまとめた図解

よくある質問

Pt900/K18の指輪は、金とプラチナのどちらとして売れますか?

RE:TANAKAのように、パーツごとに品位を特定すると案内している店があります。どちらか一方としてではなく、それぞれの部分として見てもらう流れです。

金とプラチナのコンビの刻印が片方しか見当たりません。

刻印が別の場所に打たれていることもあります。指輪の内側の別の位置や、ネックレスの留め具・プレートも探してみてください。

K18とSVが並んでいれば、金の部分は本物ですか?

刻印は手がかりで、本物かどうかを保証するものではありません。K18の後ろにGPやGFが付いていないかも確かめ、店の検査で品位を見てもらいましょう。

コンビの品は造幣局のホールマークがありますか?

造幣局には金と白金を接合した製品の区分があります。ただ、ホールマークは任意の制度なので、マークが無い品もあります。

まとめ

この記事の要点
  • 金とプラチナのコンビの刻印は、素材ごとの品位をスラッシュなどで並べたもの
  • RE:TANAKAは、コンビの品もパーツごとに品位を特定すると案内している
  • SVとK18が並ぶ時は、K18の後ろにGP・GFが付くかで読み方が変わる
  • 750の刻印で銀色の品は、ホワイトゴールドかPt750かを近くの文字で見る
  • どこがどの金属かは刻印から読めないので、店で部分ごとに測ってもらう
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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