20金の刻印の読み方|K20・833・835と850の数字の意味

20金の刻印の読み方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

古いブローチの裏に「850」と打ってあって、これは20金なのか気になっていませんか。

結論から言うと、20金の刻印として公的な規格に載っているのはK20と833です。835は造幣局の昔の区分の数字で、850は公的な金の区分には出てきません。

この記事では、20金の刻印の種類と、見慣れない数字を見つけた時の確かめ方をお伝えします。

刻印が気になる人

祖母のブローチに「850」とだけ刻印があります。K20くらいの金なんでしょうか?

案内役

850は、公的な金の区分には無い数字なんです。何の金属かも含めて、一緒に確かめていきましょう。

目次

20金の刻印はK20・20K・833

先に結論

20金の刻印は「K20」「20K」「833」が基本です。日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定とJIS H6309:2022では、K20を千分率で833としています。

『K18やK24は聞くけど、K20は初めて見た』という方も多いはずです。

JJAの規定では、Au833は「833‰以上916‰未満」の金を指します。833は「少なくとも833はある」という下限の数字です。

刻印の例読み方公的な規格での扱い確かめること
K2020金JJA・JISでK20=833後ろにGPなどが無いか
20K20金(Kが後ろ)海外で多い書き方海外で買った品か
833千分率で833JIS H6309:2022の区分にある金色の品か
835造幣局の旧区分の数字2012年4月以降に区分を廃止日の丸とひし形があるか
850公的な金の区分に無い数字プラチナの区分には850がある色・他の刻印・店の検査

造幣局とISOには833の金の区分が無い

ここは少しややこしいところです。

造幣局の今の金製品の区分は、999・916・750・585・416・375の6つで、833はありません。

JJAの規定に載っているISO 9202:2019の金の区分にも、833は無いんです。JISには833があり、ISOには無い、と覚えておくと分かりやすいですよ。

インドの20Kは833

海外では、インドのBIS(インド規格局)のホールマークに20K(833)の区分があります。

20K(833)は、2022年6月に始まった義務化の第2段階で対象に加わった品位です。

20金の刻印K20・833と835・850の違いを説明した図解

835の刻印は造幣局の昔の区分

『835って、833と2つしか違わないけど同じ20金?』と気になる方もいるはずです。

835は、造幣局のホールマークにあった品位区分の数字です。造幣局は「835」「625」「500」の区分を2012年(平成24年)4月以降に廃止しました。

古いホールマークの835も証明済みとして扱われる

造幣局は、廃止した区分のホールマークが入った製品も、2012年4月以降も品位が証明されたものとして扱ってよい、と案内しています。

買取店の公式サイトでも、835を20金の刻印として載せているところがあります。

買取大吉の「金買取の品位別ガイド」は、20金の刻印欄に「K20 / 20K / 835 / 足金」を載せています。大黒屋の金の買取価格表も、20金の刻印欄に「K20 / 835」と書いています。

835だけでは金とは言い切れません

田中貴金属のRE:TANAKAのリサイクル価格表には、銀製品の品位の欄にも835があります。日の丸とひし形のマークが無く数字だけの時は、何の金属かも含めて店で確かめてもらいましょう。

古い刻印の読み方は昔の金の刻印でも扱っています。

850の刻印は公的な金の区分に無い数字

『850なら750より上だから、K20くらい?』と考えたくなりますよね。ここが一番迷いやすいところです。

JISとISO 9202:2019の金の区分を見ても、850という数字は出てきません。850は金の品位として、公的に決まった意味が確認できない数字なんです。

一方で、プラチナには850の区分があります。造幣局のプラチナ製品の区分は999・950・900・850で、JJAの規定でもプラチナ製品と表示できるのは850‰以上です。

850の刻印を見つけた時のチェック
  • 850の前後にPtやPmなどの文字が無いかを見る
  • 品物の色が黄色か、白っぽい銀色かを見る
  • 同じ品の別の場所に、K20や750などの刻印が無いかを見る
  • 日の丸とひし形のマークがあるかを見る
850や835の刻印を見つけた時に確かめることをまとめた図解

金色の品に850とだけある場合は、メーカーや販売元が独自に入れた数字という可能性もあります。意味を決めつけず、査定で確かめるのが安心です。

見慣れない数字の刻印は、見慣れない数字の金の刻印にまとめています。

20KGFは20金ではなく金張りの記号

メガネのフレームで「20KGF」という刻印を見かけることがありますよね。

GFは、JJAの規定で金張りを示す記号です。台の金属に金合金の板を、質量比で20分の1以上張り合わせた素材を指します。

つまり20KGFは、20金そのものではなく、20金の板を張った品を示す書き方と読めます。

分数は厚みではなく重さの割合

JJAの規定には、1/10K18GFのように分数を付けた表示例があり、「金張りの数値は、厚みではなく材料の質量比を表している」と書かれています。

金縁メガネの刻印は金縁メガネの刻印でくわしく扱っています。

20金の今日の価格の目安と、査定で確かめること

20金の刻印が読めたら、価格も気になるところです。

田中貴金属のRE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格では、K20は1gあたり17,053円(税込・手数料込み)でした。記事執筆日時点の参考値です。

おたからやが2026年10月20日14:00に更新した「今日の金の参考買取相場」では、20金(K20)は1gあたり19,155円でした(税込・税抜の明記なし)。

例計算参考の金額
K20のブローチ 5g17,053円×5g85,265円
K20のブローチ 10g17,053円×10g170,530円

計算はRE:TANAKAの価格で出した目安で、実際の金額は店ごとの基準と査定で決まります。

刻印だけで品位が分からない時は、店で品位と重さを確かめてもらいましょう。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

例えばRE:TANAKAは、刻印を目で確かめたうえで「専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定いたします」と案内しています。

持ち込む時は「ブローチに850と打ってあります。金かどうかと、品位を測ってもらえますか?」と伝えてみてください。

よくある相談|知恵袋で多い20金の刻印の疑問

知恵袋にも、20金の刻印についての相談が寄せられています。代表的なものを2つ取り上げますね。

刻印が気になる人

知恵袋でも850の刻印は話題になっているんですか?

案内役

はい、850を20金と思っていいのか迷う相談があります。漢字の刻印が並んでいる相談もありますよ。

ブローチの850の刻印はK20?

金のブローチに850と刻印があり、K20と考えていいのかという相談です。

公的な金の区分には850が無いので、刻印だけではK20とは言えません。850はプラチナの区分にある数字でもあるので、店の検査で金属の種類と品位を確かめてもらうのが確実です。

K20の刻印の横に漢字がある

K20の刻印と並んで、見慣れない漢字と「金」の字が打ってあるという相談もあります。

K20以外の漢字に公的に決まった意味は確認できません。メーカーや工房が入れた印の可能性もあるので、推測で決めずに店で見てもらいましょう。

漢字の刻印の読み方は漢字の金の刻印で、刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドで扱っています。

よくある質問

833と835は同じ20金ですか?

833はJISの区分にある20金の数字で、835は造幣局が2012年4月以降に廃止した区分の数字です。どちらも20金の刻印として扱う店がありますが、純度は店の検査で確かめます。

850の刻印がある金色の品は金ですか?

850は公的な金の区分に無い数字で、プラチナの区分にはあります。刻印だけでは判断できないので、店で金属の種類から確かめてもらいましょう。

20金の品は造幣局のホールマークを付けてもらえますか?

造幣局の今の金製品の区分には833がありません。また品位証明は、製造・販売事業者の依頼で行う制度です。

自宅で20金かどうか確かめる方法はありますか?

磁石に付くかや、はかりと水で重さを比べる方法までにしておきましょう。削ったり薬品を使ったりすると傷が付いて価値が下がることがあり、危ないこともあります。

まとめ

この記事の要点
  • 20金の刻印はK20・20K・833が基本で、JJAとJISではK20=833
  • 835は造幣局の昔の区分の数字で、2012年4月以降に廃止された
  • 850は公的な金の区分に無い数字で、プラチナの区分にはある
  • 20KGFは20金ではなく金張りを示す書き方
  • 刻印は手がかりで、金属の種類と品位は店の検査で確かめる
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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