当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
18金のネックレスの留め具を見たら、K18の刻印はあるのに、造幣局の日の丸のマークが見当たらない。そんな時、『ホールマークなしのK18って、本物じゃないの?』と不安になりますよね。
結論から言うと、ホールマークなしのK18は珍しくありません。造幣局のホールマークは任意の制度なので、マークが無いだけで偽物とは言えないんです。
この記事では、ホールマークが無いK18の刻印の読み方と、本物かどうかを店で確かめる方法をお伝えします。
喜平ネックレスの中留めにK18とだけ入っていて、旗のマークがありません。造幣局のマークが無いと偽物なんでしょうか?
そう心配になる方は多いんです。ただ、造幣局のマークはもともと入っていない品も多いものなんですよ。K18の刻印がどういう印なのかから見ていきましょう。
造幣局のホールマークは任意の制度です
造幣局は、ホールマークを任意の制度だと明記しています。市販の貴金属製品にはマークの無い製品もあるので、ホールマークなしのK18は、それだけで偽物とは決められません。
造幣局の品位証明のページには、「このマークは任意の制度として設けられています。そのため、市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります」と書かれています。
品位証明を依頼できるのは、貴金属製品を作ったり売ったりしている事業者です。依頼が無ければマークは打たれないので、ホールマークの無いK18が出回っているわけです。
続けて造幣局は、「貴金属の品位は目で見てわかるものではありません」とも書いています。マークの有る無しで決めずに、品位を測って確かめることが大事なんです。

ホールマークのデザインや種類は金のホールマークの見方で詳しくまとめています。
K18の刻印とホールマークは何が違う?
『K18の刻印も、造幣局が入れているんじゃないの?』と思う方もいるかもしれません。
実はK18は、造幣局の証明記号ではありません。造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と書いています。
| 刻印 | 誰が入れるか | 意味 |
|---|---|---|
| K18(カラット表示) | 製品を作る・売る事業者が表示する | 金の品位が750(金75%)であるという表示 |
| 旗の日の丸+ひし形の750 | 造幣局が品位試験に合格した品に打つ | 造幣局が金の品位75%を証明した印 |
| K18と旗+ひし形の両方 | 事業者の表示と造幣局の証明の両方 | 表示と証明がそろった状態 |
造幣局は、750のマークがある金製品はK18と同等だと説明しています。一方で、K18とだけ刻印のある金製品は、造幣局で品位を証明したものではない、とも書いています。
ここが大事なところです。「造幣局が証明していない」は、「偽物」という意味ではありません。造幣局の試験を受けていない、というだけなんです。
業界団体の日本ジュエリー協会の表示規定では、主な貴金属の種類と品位を本体に表示するのが原則です。造幣局の品位証明刻印がある金製品は、品位の表示を略してよいとされています。ですから、K18の文字が無く、ホールマークだけの品もあります。
よくある相談:ホールマークが無いK18
Yahoo!知恵袋には、ホールマークが無い金についての相談が寄せられています。よくある3つに答えますね。
相談1:ホールマークが無いけど、この刻印は本物?
K18などの刻印はあるのに、ホールマークが無いので本物か分からない、という相談です。
ホールマークが無いことは、本物か偽物かの決め手になりません。とはいえ、刻印があるから本物だとも言い切れないので、店で品位を測ってもらうのが確実です。
刻印があっても注意したい点は18金の刻印があっても偽物はある?でまとめています。
相談2:ノーブランドの金のアクセサリーは、ホールマークの有無で値段が変わる?
ノーブランドの金のアクセサリーを売る時、ホールマークがあると値段が上がるのか、という相談です。
おたからやはコラムで、ホールマークは直接金の価値を上げる要素ではないが、安心して取引するためには重要なもの、と説明しています。
金のアクセサリーの買取額は、多くの店で品位と重さをもとに決まります。ホールマークの有無をどう見るかは店の基準なので、気になる時は査定の時に聞いてみてください。
相談3:イギリスの古いリングにホールマークが無いのはおかしい?
18CTと入った古いイギリスのリングに、ホールマークが無いという相談です。
イギリスの法律では、金として売る品にホールマークが必要です。ただ、ロンドンの検査所の案内では、1950年より前の品は、最低品位を満たし1950年より前に作られたと売り手が示せれば、ホールマークなしで売れるとされています。
ほかにも、金の総重量が1g未満の品などは義務の対象外になる決まりがあります。海外の品はその国の決まりで考えるのがポイントです。
日本のホールマークも、イギリスと同じように義務なんですか?
日本の造幣局は、ホールマークを任意の制度だと書いています。国によって決まりが違うので、日本の品は日本の制度で考えてみてくださいね。
ホールマークの有無で買取額は変わる?
K18のネックレスや指輪は、多くの店で品位と重さから査定額が出ます。造幣局のマークと純金の刻印がそろうと別の単価になる品目もありますが、ネックレスや指輪は含まれていません。
田中貴金属のRE:TANAKAでは、造幣局検定マークまたはホシエスマークがあり、純金・K24・1000・999の刻印があるメダルや小判などを「特定品」として別の単価にしています。
対象はメダルや小判、印材などの品目で、K18のネックレスや指輪は挙がっていません。
| 品物 | ホールマークの影響(公式情報より) |
|---|---|
| K18のネックレス・指輪 | RE:TANAKAの特定品の対象品目に無い |
| 純金のメダル・小判(造幣局のマーク+純金の刻印) | RE:TANAKAでは特定品として別の単価 |
| 一般のアクセサリー | おたからやは、ホールマークは直接金の価値を上げる要素ではないと説明 |
田中貴金属が2026年10月20日17時に発表したRE:TANAKAのリサイクル価格では、K18は15,214円(税込・1gあたり)でした。記事執筆日時点の参考値です。
例えば10gのK18なら、15,214円×10gで152,140円という計算になります。実際の金額は当日の価格と店の計量で決まり、店ごとに基準も違います。
品位ごとの価格の目安は刻印で変わる金の買取価格で確認できます。
店の検査で確かめるのが確実です
『結局、本物かどうかはどうやって分かるの?』と思いますよね。
自宅でできるのは、磁石に近づけてみることと、重さを量ることまでです。品位は店の機械で測ってもらいましょう。
- 留め具やプレートの刻印をルーペで読み、メモしておく
- 磁石に近づけて、強く付かないかを見る
- はかりで重さを量っておく
- 店に持ち込み、品位と重さを測ってもらう
おたからやは、専用の蛍光X線分析装置で金やプラチナの含有量を科学的に測り、全店に比重計を置いていると案内しています。RE:TANAKAも、刻印を目視で確かめたうえで、蛍光X線検査装置で品位を判定するとしています。
本物か確かめたくても、留め具を削ったり、薬品をかけたり、火であぶったりするのはやめておきましょう。傷が付いて価値が下がりますし、危ないこともあります。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
店では「K18の刻印はあるけど、造幣局のマークがありません。品位を測ってもらえますか」と伝えてみてください。

店での検査の中身は蛍光X線分析とは、査定の流れは金の刻印を確かめてから査定に出す、刻印の見方全体は金の刻印の見方ガイドで確認できます。
よくある質問
造幣局のホールマークが無いK18は偽物ですか?
ホールマークが無いだけで偽物とは言えません。造幣局のホールマークは任意の制度で、市販品にはマークの無い製品もあると造幣局が書いています。品位は店で測ってもらいましょう。
K18の刻印は造幣局が入れたものですか?
造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と書いています。造幣局の証明は、旗の日の丸とひし形の中の数字の記号です。
手持ちのK18に、あとから造幣局のマークを打ってもらえますか?
造幣局の品位証明は、貴金属製品の製造又は販売をしている事業者の依頼で行う制度として案内されています。手持ちの品の品位を知りたい時は、買取店などで測ってもらいましょう。
ホールマークがあれば高く売れますか?
おたからやは、ホールマークは直接金の価値を上げる要素ではないと説明しています。K18のアクセサリーは品位と重さが中心で、扱いは店の基準によります。
まとめ
- 造幣局のホールマークは任意の制度。ホールマークなしのK18は、それだけで偽物とは言えない
- K18は造幣局の証明記号ではない。K18だけの品は造幣局の証明を受けていない、という意味
- 旗の日の丸とひし形の750は、造幣局が金の品位75%を証明した印
- K18のアクセサリーは品位と重さが中心で、RE:TANAKAの特定品にも挙がっていない
- 自宅では磁石と重さまで。削る・薬品・火は使わず、店で品位を測ってもらう






