遺品の金の刻印を確かめる|形見の指輪・ネックレスを整理する時

遺品の金の刻印を確かめて形見の指輪やネックレスを整理する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

遺品整理をしていたら、祖母や両親の金の指輪やネックレスがいくつも出てきた、という方もいますよね。

結論から言うと、遺品の金は、まず刻印を読んで品位ごとに分け、刻印の無い品も捨てずに残しておくのが大切です。売るかどうかは、家族で話し合い、査定で金額を聞いてから決めても遅くないんです。

この記事では、形見の金の刻印の読み方と、整理から査定までの進め方が分かります。

刻印が気になる人

祖母の遺品から、金色の指輪やネックレスがたくさん出てきました。どれが本物の金なのか、見当もつきません。

案内役

まずは一つずつ刻印を探してみましょう。刻印の無い品も、金かどうかはお店で確かめられるので、捨てずに取っておいてくださいね。

目次

遺品の金は、まず刻印を読むところから

先に結論

金の品には、品位を表す刻印が入っていることが多いです。刻印は手がかりの1つなので、読めた刻印をメモしておき、最後はお店の検査で確かめてもらいましょう。

刻印は、ネックレスなら留め具やプレート、指輪なら内側に入っていることが多いですよね。田中貴金属のRE:TANAKAも、貴金属ジュエリーは留め具などに品位が刻印されている場合がある、と案内しています。

刻印の場所に決まりはないので、見当たらない時は、裏側や金具の小さな部分もルーペで見てみてください。

よく出てくる刻印の読み方

日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定とJIS H6309では、カラットの表示と千分率の表示が次のように対応しています。

刻印の例意味金の割合確かめること
K24・999・純金24金千分の999メダルなどか、アクセサリーか
K22・91622金千分の916海外で買った品かどうか
K18・75018金千分の750後ろにGPやGFが付いていないか
K14・58514金千分の58518金の品と分けておく
K10・41610金千分の416417と打たれた品もある
K18GP金めっき表面だけが金金の品とは別にしておく
Pt900・Pt850プラチナ金ではない金とは単価が違う

古い品には、四角の枠の中にK18と打たれたものや、「純金」と漢字で書かれたものもあります。昔の刻印の読み方は、昔の金の刻印で詳しく説明しています。

日の丸の旗とひし形の刻印があったら

刻印の横に、小さな旗とひし形の中の数字が並んでいることもありますよね。

これは造幣局の品位証明(ホールマーク)の形です。造幣局は、日の丸と、ひし形の中の千分率の数字で品位を表すと説明しています。

ただし、造幣局のホールマークは任意の制度で、マークの無い製品もあります。ホールマークが無いからといって、金ではないということにはならないんです。

品位ごとに分けて、刻印の無い品も捨てない

『刻印が無いものは、たぶん偽物だよね…』と思って処分してしまう方もいるかもしれません。

実は、刻印の無い本物の金もあります。おたからやは公式サイトで、古い時代のジュエリーや海外製品などは刻印が入っていないこともある、と説明しています。

遺品の金を分ける手順
  1. 明るい場所に布を敷き、品物を一つずつ並べる
  2. 刻印をルーペで読み、写真を撮っておく
  3. K24・K18・K14・プラチナ・メッキ・刻印なしに分ける
  4. 袋ごとに、品物と刻印のメモを入れる
  5. 形見として残したい品には、別の印を付けておく

刻印の無い品について、おたからやは「刻印のない金・貴金属でも査定・買取が可能です」とし、蛍光X線分析装置で金の含有量を測ると案内しています。買取大吉も、比重などで種類や品位を特定し、金と判断できれば買取すると書いています。

刻印の無い金について詳しくは、刻印なしの金とはを参考にしてみてください。

遺品の金を刻印で読み、品位ごとに分け、刻印の無い品も残しておく流れの図解

汚れていても、磨かずにそのまま

長くしまってあった品は、くすんでいたり汚れていたりしますよね。

おたからやは、無理に磨いたり薬品で洗浄したりすると表面を傷つける恐れがあるとして、手を加えずにそのまま持ち込むよう案内しています。

自宅でやらない方がいいこと

本物か確かめようとして、削る、噛む、酸などの薬品を付ける、火であぶるのはやめておきましょう。傷が付いて価値が下がるうえ、危ないこともあります。自宅では、刻印を読むことと、磁石や重さで確かめるところまでにしておくと安心です。

売る前に家族で話し合っておきたいこと

刻印が気になる人

兄弟と一緒に整理しているんですが、勝手に売ってしまっていいのか迷っています。

案内役

形見の品は、気持ちの面でも大事なものですよね。売るかどうかを決める前に、家族で一度話しておくのがおすすめです。

遺品の金は、金額だけでは決められない品も多いはずです。『あとで「売らないでほしかった」と言われたら…』と心配になる方もいますよね。

家族で話しておきたいこと
  • 形見として手元に残す品はどれか
  • 誰が、どのお店に持ち込むか
  • 査定だけ受けて、金額を聞いてから決めるか
  • 売ったお金をどう扱うか
遺品の金を売る前に家族で話し合っておきたいことをまとめた図解

おたからやは、親族以外の方からの依頼の場合は、委任状や依頼を受けた方の本人確認書類などが必要と案内しています。持ち込む人が決まったら、必要な書類を公式サイトで確かめておきましょう。

税金や相続の手続きについて

国税庁は、貴金属や宝石などで1個または1組の価額が30万円を超えるものの譲渡による所得は、課税の対象になると説明しています。相続の手続きや個別の税金の判断は、税務署や税理士に相談してください。

査定で金額を聞いてから決める

形見の品を手放すかどうかは、金額を知ってから決めても大丈夫です。

査定料については、各社の公式サイトに案内があります。例えば、おたからやは査定料・鑑定料を受け取っていないとし、買取大吉は査定料・出張料・買取手数料・キャンセル料がすべて無料と案内しています。

品位ごとの金額の目安

田中貴金属工業のRE:TANAKAが2026年10月20日17時に発表したリサイクル価格(税込・手数料込み)では、K18は1gあたり15,214円、K14は10,978円でした。記事執筆日時点の参考値です。

例えば、K18の指輪が合わせて10gなら152,140円という計算になります。実際の金額は、お店で量った重さと、その日の単価で決まります。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

刻印だけでは分からない時は、お店で品位と重さを確かめてもらうのがいちばん確実です。刻印の無い品やメッキかもしれない品も一緒に持って行き、「品物ごとに結果を教えてもらえますか?」と伝えてみてください。

査定の流れは金の刻印を確かめてから査定に出すで、刻印の違う品を一度に見てもらう時の分け方は刻印の違う金をまとめて売るで紹介しています。

自宅に来てもらう時に知っておきたいこと

遺品整理では、品物が多くて出張で見てもらいたい、ということもありますよね。

自宅で買い取ってもらう「訪問購入」には特定商取引法のルールがあり、法定の書面を受け取った日から数えて8日以内ならクーリング・オフで契約を解除できます。困った時は、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターなどを案内してもらえます。

遺品の金と刻印でよくある相談

ここでは、遺品や形見の金の刻印について寄せられることの多い相談を、要約して取り上げます。

相談1:祖母の遺品整理で出てきた金製品、刻印をどう見ればいい?

祖母の遺品整理で金製品がたくさん出てきて、刻印の見方が分からない、という相談です。

まずは、上の早見表を見ながら一つずつ刻印を読み、品位ごとに分けてみましょう。読めない刻印や、意味の分からない記号がある品は「不明」の袋にまとめておけば大丈夫です。

K18の横に英字や数字が並んでいることもありますが、公的に決まった意味が確認できない記号は推測で決めず、お店で確かめてもらうのが安心です。

相談2:「お金に困ったら売りなさい」と渡された指輪

祖母が亡くなる前に、「もしお金に困ることがあれば売りなさい」と指輪を渡された、という相談です。

『売ってしまったら、祖母に悪い気がする…』と迷う気持ちは自然です。そう言って渡してくれたのは、きっと助けになってほしいという思いからなんですよね。

すぐに決めなくても、まずは刻印を読み、査定で金額だけ聞いてみるのも1つの方法です。金額が分かると、売るか残すかを落ち着いて考えられます。

相談3:585の刻印の横に、見慣れない英字と数字がある

祖母から譲り受けたネックレストップの金の枠に、585とは別に英字と数字の刻印がある、という相談もあります。

585は14金を表す千分率の刻印です。横の英字と数字については、公的に決まった意味は確認できません。

メーカーや販売元が独自に入れることがある記号として扱い、品位は585の刻印を手がかりに、お店の検査で確かめてもらいましょう。

よくある質問

遺品の金に刻印が無い時は、捨ててもいいですか?

捨てずに残しておきましょう。刻印の無い本物の金もあり、刻印の無い金・貴金属でも査定できると案内しているお店もあります。

遺品の金は磨いてから査定に出した方がいいですか?

磨かずにそのまま持ち込みましょう。おたからやも、磨いたり薬品で洗ったりすると表面を傷つける恐れがあるとして、手を加えないよう案内しています。

形見の指輪を、売らずに金額だけ知ることはできますか?

査定料やキャンセル料を無料としているお店もあります。行く前に公式サイトで確かめ、「今日は金額を聞くだけにしたいです」と伝えてみてください。

遺品の金を売ると税金はかかりますか?

国税庁は、貴金属などで1個または1組の価額が30万円を超えるものの譲渡による所得は課税の対象になると説明しています。個別の判断は税務署や税理士に相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 遺品の金は、まず刻印を読んで品位ごとに分ける
  • 刻印の無い品も、捨てずにお店で確かめてもらう
  • 磨く・削る・薬品は使わず、そのままの状態で残す
  • 売る前に、形見として残す品を家族で話し合う
  • 査定で品位ごとの金額を聞いてから決める

刻印全体の読み方は、金の刻印の見方ガイドにまとめています。

金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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