金は磁石に付く?磁石での見分け方と分かること・分からないこと

金は磁石に付くのか、磁石での見分け方と分かること・分からないことを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

K18と刻印された金のネックレスに磁石を近づけたら、留め具のあたりがくっついた。そんな時、本物かどうか急に不安になりますよね。

結論から言うと、磁石での見分け方は「強く付く品を疑う」ためのもので、付かないからといって金だと決まるわけではありません。

この記事では、金と磁石の関係、磁石に付いた時と付かなかった時の考え方、磁石では分からないことをお伝えします。

刻印が気になる人

14Kと刻印されたネックレスに磁石を近づけたら、くっつきました。これって偽物なんでしょうか?

案内役

どこが、どのくらい付いたかで話が変わるんです。チェーン全体なのか、留め具だけなのかを、まず分けて見てみましょう。

目次

金は磁石に付く?先に結論

先に結論

金そのものは、磁石に引き寄せられる金属ではありません。ただ、磁石に付かない金属は金以外にもたくさんあるので、磁石は「明らかに怪しい品をはじく道具」と考えておきましょう。

磁石で分かることと分からないことを並べると、こうなります。

磁石の結果考えられること次にやること
本体ごと強く付く鉄など磁石に付く金属が多く入っている可能性刻印を読み直し、店で確かめる
留め具だけ付く留め具のバネなど、金以外の部品の可能性本体だけで試し直す
わずかに動く程度部品や測り方の影響も考えられる自分で決めず店で確かめる
まったく付かない金の可能性はあるが、まだ分からない刻印と重さも見る

一番大事なのは、最後の行です。「付かない=本物」と思い込まないことが、磁石を使う時のコツなんです。

金と磁石の関係を、付いた時と付かなかった時に分けて整理した図解

磁石での見分け方の手順

『磁石なら家にあるし、すぐ試せそう』と思いますよね。手軽なぶん、試し方で結果が変わりやすいので、順番を決めておきましょう。

磁石で確かめる手順
  1. 刻印を先に読み、K18・750・GPなどを書き留めておく
  2. 品物を机の上に置き、磁石を上からゆっくり近づける
  3. チェーン本体、留め具、プレートなど場所を変えて試す
  4. 付いた場所と付き方(強い・弱い)をメモする
  5. 結果を刻印と合わせて、店で確かめる材料にする

冷蔵庫に貼る磁石では弱いことも

冷蔵庫に貼るような小さな磁石は、引き寄せる力が弱いことがあります。弱い磁石だと、少しだけ反応する品を見落としやすいんです。

ネオジム磁石のような強い磁石を使う時は、指をはさまないように気をつけましょう。時計やスマホ、カード類からは離して試すのが安心です。

品物を持ち上げずに試す

磁石で品物を持ち上げようとすると、チェーンの重さで落ちてしまい、反応を見逃すことがあります。

机に置いたまま近づけて、品物が少しでも磁石のほうへ動くかを見るほうが分かりやすいですよ。

磁石に付いた時はどう考える?

磁石に付くと、つい『偽物をつかまされた』と考えてしまいますよね。そう思うのは自然ですが、決めるのはまだ早いです。

留め具だけ付くのはよくある話

ネックレスやブレスレットの場合、留め具の部分だけが磁石に反応することがあります。

日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定では、引輪のスプリングやクラスプのバネ、マグネットなどの部品は、材質の表示を省略してよいとされています。金のネックレスでも、バネなどの機能部品が金でないことはあるんですね。

留め具が反応した時に見ること
  • チェーン本体は磁石に反応しないか
  • 反応したのは引き輪の中のバネのあたりか
  • 留め具にマグネット式の部品が付いていないか
  • プレートの刻印に何と書いてあるか

本体ごと強く付く時

チェーン本体や指輪全体が強く引き寄せられる時は、鉄など磁石に付く金属が多く入っている可能性があります。

この場合も、刻印をもう一度読んでみてください。K18の後ろにGPやGFが続いていれば、JJAの規定ではGPは金めっき、GFは金張りの表示です。

刻印の後ろの記号を読み落としていた、ということもあるので、ルーペで確かめておきましょう。

「微妙に反応した」時

750と刻印されたブレスレットを店で見てもらったら、磁石にほんの少し反応した、という相談も見かけます。

わずかな反応は、留め具やつなぎの部品、磁石の強さや近づけ方でも変わります。自宅の結果だけで決めず、店で「どこが反応したのか」を一緒に見てもらうのが確実ですよ。

刻印が気になる人

留め具だけ磁石に付くK18のネックレスは、買取の金額が下がりますか?

案内役

金でない部品が付いていることはよくあります。店ではそうした部分を分けて考えることもあるので、そのまま見せて、どう扱うか聞いてみましょう。

磁石に付かなくても金とは限らない

ここが一番大事なところです。磁石に付かなかったら安心、と思いたくなりますよね。

ただ、銅や真鍮(黄銅)、銀、プラチナなど、磁石に付かない金属は金以外にもあります。JJAの規定にも、真鍮は銅と亜鉛の合金として載っています。

つまり、真鍮に金メッキをした品は、磁石に付かないうえに表面は金色なんです。磁石だけでは、金と金メッキの見分け方としては足りません。

磁石で分かること
  • 鉄など磁石に付く金属が多い品をはじける
  • 留め具などの部品が別素材か、目安が付く
  • 家にある道具ですぐ試せる
磁石で分からないこと
  • 金か、金メッキか
  • K18かK14かといった品位
  • 中に別の金属が入っているかどうか

中身が別の金属の偽物についてはタングステン入りの金を見分けるにはで、金メッキとの見分け方は金と金メッキの見分け方で詳しくまとめています。

磁石の次に見るのは刻印と重さ

磁石に付かなかった時は、次に刻印と重さを見てみましょう。

田中貴金属工業によると、金の密度は19.32(293K、20℃付近)です。水とはかりで比重を出す方法は金の比重で本物を見分ける方法で手順を紹介しています。

確かめ方分かること限界
刻印表示された素材と品位表示が正しいかどうか
磁石磁石に付く金属が多いか金かどうか
比重純金に近い重さか合金かメッキかの区別
店の検査金の含有量自宅ではできない

最後は店の検査で確かめる

『刻印も磁石も見たのに、結局分からない』という方も多いはずです。実はそれが普通で、金の品位は自宅の道具では決められません。

造幣局も、品位証明の案内の中で「貴金属の品位は目で見てわかるものではありません」と書いています。

店では、こんな方法で確かめています。

店公式に出てくる確かめ方
おたからや蛍光X線分析装置、比重計(全店に完備と案内)
RE:TANAKA刻印を目視で確認し、蛍光X線検査装置で品位を判定
買取大吉比重などで種類と品位を特定
大黒屋比重計、試金石

順位ではなく、各店が公式に書いている方法を並べたものです。

もし本物のK18だった場合は、重さで値段が付きます。田中貴金属のRE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したK18のリサイクル価格は、1gあたり15,214円(税込・手数料込み)でした。記事執筆日時点の参考値です。

例えば5gなら76,070円の計算になります。磁石の結果で迷ったままにせず、一度見てもらう価値はありますよね。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

店では、こんなふうに伝えると話が早いです。

「留め具だけ磁石に付くのですが、ネックレス本体がK18かどうか見てもらえますか?」

刻印が気になる人

磁石に付いた品を持って行っても、嫌がられませんか?

案内役

気にしなくて大丈夫です。おたからやは、金かどうか分からない場合でも無料で鑑定すると案内していますよ。

本物の確かめ方全体の流れは金の本物の見分け方で、刻印の基本は金の刻印の見方ガイドで紹介しています。

磁石で試したあと、店に持ち込む前に準備することをまとめた図解

よくある相談|磁石で見分ける時の知恵袋の疑問

Yahoo!知恵袋にも、金と磁石の見分け方についての相談がたくさんあります。よく見かけるものを3つ取り上げますね。

メッキは磁石に付くと聞いたのに、自分の指輪は付かない

金メッキの品は磁石に反応すると読んだけれど、手持ちの金の指輪は反応しない、という相談です。

メッキの下の金属が磁石に付く種類なら反応しますが、真鍮や銀のように付かない金属の上にメッキした品もあります。付かないことは安心材料の一つですが、刻印と店の検査で確かめておきましょう。

18金と真鍮の金メッキを磁石で見分けたい

18金には磁石が付かないけれど、真鍮は付くのか、見分け方を知りたいという相談です。

真鍮は磁石に付く金属ではないので、18金と真鍮の金メッキを磁石で見分けるのは難しいです。刻印の後ろのGPなどの記号や、こすれやすい場所の剥がれを見るほうが手がかりになります。

磁石は普通の磁石でいいの?

金やプラチナを磁石で見分ける時、使うのは普通の磁石でいいのか、という相談もあります。

弱い磁石だと、わずかな反応を見落とすことがあります。強めの磁石を使い、指をはさまないように気をつけながら、机に置いた品にゆっくり近づけてみてください。

よくある質問

金は磁石に付きますか?

金そのものは磁石に引き寄せられる金属ではありません。強く付く時は、鉄など磁石に付く金属が多く入っている可能性があります。

磁石に付かなければ本物の金ですか?

銅や真鍮、銀なども磁石に付かないので、それだけでは金と言えません。刻印や重さも見たうえで、店で確かめてもらいましょう。

K18のネックレスの留め具だけ磁石に付くのはなぜですか?

留め具のバネなどの部品が金以外の素材の場合があります。JJAの規定でも、こうした部品は材質の表示を省いてよいとされています。

磁石に付いたら、刻印があっても偽物ですか?

付いた場所によります。本体ごと強く付く時は刻印を読み直し、GPなどの記号が無いかを確かめてから、店で見てもらいましょう。

強い磁石を使う時の注意はありますか?

指をはさまないように気をつけ、時計やスマホ、カード類からは離して試しましょう。品物は机に置いたまま近づけると反応が見やすいです。

まとめ

この記事の要点
  • 金そのものは磁石に引き寄せられる金属ではない
  • 磁石は「強く付く品をはじく」目安で、付かなくても金とは限らない
  • 留め具だけ付くのは、バネなど金以外の部品の可能性がある
  • 磁石の次は刻印と重さを見て、最後は店の検査で確かめる
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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