18金の刻印の横にあるマークは何?メーカー刻印・工房マークの見方

18金の刻印の横にあるマークの見方を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

ネックレスの留め具や指輪の内側に「K18」とあって、その横に小さなマークが並んでいる。これが何なのか気になりますよね。

結論から言うと、18金の刻印の横にあるマークは「造幣局のホールマーク」「海外の法律で決まった製造者や検査のマーク」「メーカーや販売元が独自に入れた記号」のどれかであることが多いです。

この記事では、マークの種類ごとの見分け方と、意味が分からない時にどうすればいいかをお話しします。

刻印が気になる人

祖母の指輪の内側に「K18」と、その横に王冠みたいなマークがあります。これって何かの証明なんでしょうか?

案内役

マークの形と、まわりに数字があるかで手がかりが変わるんです。まずはルーペで、マークの中や横に何が書いてあるかを一緒に見てみましょう。

目次

K18の横にあるマークは大きく3種類あります

先に結論

K18の横のマークは、①造幣局のホールマーク、②海外の法律で決まったマーク、③メーカーや販売元の独自の記号、の3つに分けて考えると整理しやすいです。金の価値を決めるのはマークではなく、品位(純度)と重さです。

K18の刻印のマークとひとことで言っても、中身はまったく別物なんです。

国の機関が品位を証明したものもあれば、作った会社の目印にすぎないものもあります。

マークの種類見た目の特徴誰が打つか確かめること
造幣局のホールマーク旗の形の日の丸と、ひし形の中の数字(750など)造幣局(事業者の依頼で品位試験に合格したもの)日の丸とひし形の数字がそろっているか
海外の法律で決まったマーク国ごとに違う(王冠、星と番号、鷲の頭など)製造者や国の検査機関どこの国で作られた品か
メーカー・工房の独自の記号英字、ロゴ、星、三角など自由な形作った会社や販売元公的に決まった意味は無いものとして扱う

この表のどれに当たるかで、マークから読み取れることが変わってきます。

K18の横にあるマークを3種類に分けた図解

日の丸とひし形の数字は造幣局のホールマークです

『旗のマークがあるけど、これは何?』という声はとても多いです。

旗の形をした日の丸と、ひし形の中の「750」などの数字が並んでいたら、それは造幣局の品位証明(ホールマーク)です。

造幣局は、貴金属製品を製造・販売する事業者の依頼を受けて品位試験を行い、合格した製品に証明記号を打っています。

ひし形の中の数字は千分率の品位で、造幣局の区分では750がK18、999がK24に当たります。

K18の文字は造幣局の証明ではありません

造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と案内しています。K18の文字は作った側が入れた表示で、日の丸とひし形の数字が造幣局の証明、という関係です。

ここで大事なのは、ホールマークは任意の制度だという点です。

造幣局自身が「市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります」と書いているので、旗のマークが無いから本物ではない、ということにはなりません。

ホールマークの細かい読み方は金のホールマークの見方、ひし形の中身ごとの違いはひし形マークの記事で詳しく扱っています。

王冠・星と番号は海外の法律で決まったマークのことも

刻印が気になる人

王冠のマークって、日本の刻印じゃないんですか?

案内役

イギリスの法律では、金の品物に任意で打てる図柄のマークが王冠と決まっています。ただ、王冠の形はほかでも使われるので、王冠だけでイギリス製とは言い切れないんです。

海外には、製造者のマークを法律で決めている国があります。

ここでは公的な資料で確かめられたものだけを並べますね。

国決まっているマーク中身
イギリススポンサーズマーク(製造者・依頼者のマーク)2文字以上の英字を枠で囲んだもの。品位マーク、検査所のマークとセットで必須
イギリス王冠金の品物に任意で打てる図柄のマーク
イタリア識別マーク多角形の枠の中に五つの角の星、事業者の番号、県の略号(ARやVIなど)
フランス責任者のマークフランス製はひし形、輸入品は楕円の枠(イタリアの公的機関の資料より)
スイス責任マーク中央貴金属検査局に登録したマーク
アメリカ商標または名前品位の刻印を入れる製造者・販売者は、登録した商標か自分の名前を同じ方法で付ける

例えば「750」の横に星と数字と「AR」が入った多角形があれば、イタリアの識別マークの形にそろっています。

イタリアの番号は所轄の商工会議所が割り当てるもので、星のマークから作った事業者をたどる仕組みなんです。

形だけで国を決めない

王冠やひし形は、日本のメーカーが独自のロゴとして使うこともあります。形が似ているというだけで「イギリス製」「フランス製」と決めず、ほかの刻印(品位の数字、ITALYなどの文字)と合わせて見てみてください。

国ごとの刻印は海外の金の刻印一覧やITALY 750の刻印でもまとめています。

英字やロゴはメーカー・工房の独自の記号と考えます

『ひし形の中にBと入っているけど、これは何の意味?』という相談もよく見かけます。

実は、日本のK18の横に入る英字やロゴの多くは、公的に決まった意味が確認できないものなんです。

メーカーや工房、販売元が自社の品だと分かるように独自に入れる記号として扱うのが安全です。

独自の記号かどうかを見るポイント
  • 日の丸とひし形の数字がそろっていない
  • 英字1〜3文字や、ロゴのような形をしている
  • 品位を表す数字(750、585など)が入っていない
  • 同じブランドの別の品にも同じ記号がある

『珍しいマークだから価値が高いのかも』と期待したくなりますよね。ただ、意味の分からない記号を、品位が高い印や特別な証明だと思い込まないことが大事です。

逆に、見慣れない記号があるからといって品物を疑う必要もありません。

ブランドのジュエリーに入るロゴや刻印はブランドジュエリーの刻印、星や三角などの図柄は星・王冠・三角などのマークで取り上げています。

よくある相談:K18の横のマークが分からない時

Yahoo!知恵袋には、K18の横のマークについての相談がたくさん寄せられています。よくある3つに答えますね。

相談1:K18の後ろに王冠のようなマークがある

ネックレスや指輪で、K18の後ろに王冠のような形が刻まれていて意味を知りたい、という相談です。

先ほどの表のとおり、王冠はイギリスの法律で金に使える図柄です。

ただ、イギリスのホールマークなら品位の数字や検査所のマークも並ぶはずなので、K18と王冠だけならメーカーの記号の可能性もあります。

意味を決められない時は、品位の数字があるかどうかを先に確認してみましょう。

相談2:留め具にひし形のマークがあって、中に英字が入っている

ひし形の中に数字があれば造幣局のホールマーク、英字ならメーカー独自の記号として考えるのが基本です。

ひし形の中に英字が入った記号の意味は、公的には決まっていません。

相談3:750の横に旗のマーク、これは本物の印?

旗の形の日の丸と、ひし形の750がそろっていれば造幣局のホールマークの形です。

ただ、刻印はあくまで手がかりです。

最後は店で品位と重さを確かめてもらう、という順番で考えておくと安心です!

刻印が気になる人

マークの意味が分からないままでも、査定に出して大丈夫ですか?

案内役

大丈夫です。金の価値は品位と重さで決まるので、店ではマークよりも機械での測定や刻印の数字を見ています。

マークが分からなくても、査定は品位と重さで決まります

価値を決めるのは品位と重さ

金製品の買取価格は、基本的に「1gあたりの単価×重さ」で決まります。単価は品位ごとに違うので、店はK18などの刻印を目で見たうえで、機械で品位を確かめます。

例えば田中貴金属のRE:TANAKAは、刻印で品位を目視で確認したあと、専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定すると案内しています。

また、RE:TANAKAは「デザイン、ブランド、歴史的価値、石の価値など、貴金属以外の価値は評価いたしません」としています。

つまり地金として売る場合、メーカーのマークがあるかどうかで1gあたりの単価が変わるわけではありません。

おたからやも金ページで、ホールマークは「直接金の価値を上げる要素ではありません」が、安心して取引するために重要なもの、と説明しています。

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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

一方で、ブランドの品として評価してもらえる店もあります。

ブランドのロゴや刻印があるなら、店に持ち込む時に「ブランドの品としても見てもらえますか」と聞いてみてください。

18金の刻印とマークを確かめて査定に出す流れの図解
マークの意味が分からない時の流れ
  1. ルーペとライトで、マークの中や横の数字・文字を書き出す
  2. 日の丸とひし形の数字があるか、品位の数字があるかを確かめる
  3. 意味が分からない記号は、そのままの状態で店に見せる
  4. 店で品位と重さを測ってもらい、内訳を聞いてから決める

刻印をはっきりさせようと磨いたり削ったりするのはやめておきましょう。

おたからやは、無理に磨いたり薬品で洗ったりすると表面を傷つける恐れがあるので、手を加えずそのまま持ち込むのがおすすめ、と案内しています。

刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドから順番に確認できます。

よくある質問

K18の横に造幣局のマークが無いのは偽物ですか?

偽物とは言えません。造幣局のホールマークは任意の制度で、造幣局自身がマークの無い製品もあると案内しています。品位は店の検査で確かめてもらいましょう。

メーカーのマークから、作った会社を調べられますか?

イタリアの識別マークのように、番号と県の略号で事業者をたどれる仕組みの国はあります。日本のメーカー独自の記号は公的な一覧が確認できないので、刻印だけで会社を特定するのは難しいです。

メーカーのマークがあると買取価格は高くなりますか?

地金として売る場合、価格は品位と重さで決まり、マークで1gあたりの単価が変わることは基本的にありません。ブランドの品として評価する店もあるので、店ごとに確認してみてください。

マークがかすれて読めない時はどうすればいいですか?

削ったり磨いたりせず、そのまま店に見せるのがおすすめです。品位は機械で測れるので、マークが読めなくても査定は受けられます。

まとめ

この記事の要点
  • 18金の刻印の横のマークは、造幣局のホールマーク、海外の法律で決まったマーク、メーカー独自の記号の3つに分けて考える
  • 旗の日の丸とひし形の数字がそろっていれば造幣局のホールマーク。K18の文字そのものは造幣局の証明ではない
  • 王冠や星と番号は海外の制度のマークのこともあるが、形だけで国を決めない
  • 英字やロゴは公的な意味が確認できない記号として扱い、思い込みで判断しない
  • 金の価値は品位と重さで決まる。分からないマークはそのままの状態で店に見せる
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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