タイの金の刻印の見方|96.5%・23金の意味とバーツの重さ

タイの金の刻印の見方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・国税庁・消費者庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、海外の公的機関の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

タイ旅行で買った金のネックレスや、家族がバンコクで手に入れたブレスレット。刻印を見ても数字が日本の金とは違っていて、戸惑っていませんか。

結論から言うと、タイの金飾品は「96.5%」という純度が一般的で、これはおよそ23金にあたります。重さも「バーツ」というタイ独自の単位で売られています。

この記事では、タイの金の刻印の読み方と、日本で査定に出す時に確かめることをお伝えします。

刻印が気になる人

タイで買った金のブレスレットがあります。日本のK18みたいな刻印が見当たらなくて、本当に金なのか不安です。

案内役

タイの金は、日本とは純度の決め方も重さの単位も違うんです。まずは数字の意味を知ってから、店で測ってもらう流れが安心ですよ。

目次

タイの金の刻印で見かける数字と表記

先に結論

タイで売られる金飾品は、96.5%(およそ23K)が一般的な純度です。刻印やレシートに「96.5」「23K」などとあれば、この純度を指していると考えられます。

タイの金商協会(Gold Traders Association)は、タイで一般に売買される金飾品の基準を「96.5%(ประมาณ 23K=およそ23K)」と説明しています。

一方で、金地金(インゴット)は96.5%または99.99%の2つの基準があるとしています。

刻印・表記の例読み方意味確かめること
96.5 / 96.5%96.5パーセントタイの金飾品で一般的な純度金飾品か金地金か
23K23金96.5%をカラットで言った呼び方数字の後ろの記号
99.9999.99パーセントタイの金地金のもう1つの基準地金の刻印や番号
22K22金海外で多い後Kの書き方刻印どおりの純度か
タイ文字のみ読めない刻印公的に決まった意味は確認できない店で品位を測る

日本ではK18やK24がおなじみですよね。タイの金は数字の決め方そのものが違うので、日本の刻印の感覚で読むと迷いやすいんです。

ほかの国の表記とまとめて見たい方は海外の金の刻印一覧もどうぞ。

96.5%は23金?24金ではない理由

『金の国で買ったんだから、純金に近いはず』と思う方も多いはずです。

実は、96.5%は24金ではありません。タイの国立宝石・宝飾品研究所(GIT)は、96.5%を「23.16 K」にあたる品位としています。

カラットは金の割合を24分率で表すので、24金は日本の基準で999(99.9%)以上です。96.5%はそれより少し低い位置にある、タイ独自の純度なんです。

国際的なカラットの区分とは合わない

GITは、96.5%という純度は世界で広く使われているKの区分には当てはまらない、と説明しています。そのため「23K」と呼ばれていても、日本のK22・K24のどちらとも同じではありません。

日本の22金(K22=916)との違いは22金の刻印で詳しく扱っています。

金飾品にはろう材が使われることが多い

もう1つ知っておきたいのが、金飾品の作り方です。

金商協会は、金地金にはろう材(金ろう)を含まない一方、金飾品は作る時に金ろうを使うことが多い、と説明しています。

GITも、ろう材を使うことで、製品全体の純度が表示どおりにならない問題があると指摘しています。

例えばチェーンのつなぎ目が多いネックレスなら、それだけろう付けの部分も増えることになります。

タイの金飾品の96.5%が23金にあたることと金地金との違いを示した図解

バーツは重さの単位|1バーツは何グラム?

タイで金を買うと、値札やレシートに「1バーツ」「2バーツ」と書かれていますよね。

このバーツは、お金の単位ではなく重さの単位として使われています。しかも、金地金と金飾品で1バーツのグラム数が違うんです。

種類1バーツの重さ純度の基準出典
金飾品(ネックレス・ブレスレットなど)15.16g96.5%(およそ23K)タイ金商協会
金地金(インゴット)15.244g96.5%または99.99%タイ金商協会

例えば10バーツの金のネックレスなら、15.16gの10倍で151.6gという計算になります。

『レシートに10バーツとあるから、151.6gで売れるはず』と考えてしまいがちです。ただ、日本の店ではその場で実際の重さを量り直します。

バーツ表記の品を持ち込む前に
  • レシートや保証書のバーツ数を控えておく
  • 金飾品か金地金かを確かめておく
  • 家のはかりで今の重さを量っておく
  • 石や金属以外の飾りが付いていないかを見る

刻印が少ない・タイ文字だけの品の見方

タイで買った金には、日本のK18のような刻印が見当たらない品もあります。

おたからやも公式ページで、古い時代のジュエリーや海外製品には刻印が入っていないこともある、と案内しています。刻印が無いことだけで、金ではないと決めつける必要はありません。

刻印が気になる人

留め具にタイ文字のような刻印があるんですが、意味が分かりません。これって純度の印ですか?

案内役

タイ文字の刻印が何を示すのか、公的に決まった意味は確認できないんです。店名や作り手の印の可能性もあるので、読み解こうとせずに店で測ってもらいましょう。

22Kの刻印があっても純度は測ってもらう

タイの金で気をつけたいのが、22Kの刻印です。

おたからやは公式コラムで、タイでは22Kの定義が国際基準より緩く、純度90%あれば22金と表記される場合もある、と説明しています。

また、アトK表記の金製品、特に東南アジア製のものは、刻印どおりの純度がない場合もあると注意しています。

自宅で削ったり薬品を付けたりしない

『少しだけ削って中を見れば分かるかも』と思うかもしれません。でも、削る・噛む・酸を付ける・火であぶる方法は、傷が付いて価値が下がるうえに危ないこともあります。自宅で試すのは磁石と重さを量るところまでにしておきましょう。

刻印の無い金の確かめ方は、刻印なしの金とはでまとめています。

タイの金を日本で売る時の目安と査定

刻印の意味が分かったら、次は日本でいくらになるのかが気になりますよね。

おたからやが2026年10月20日14:00に更新した「今日の金の参考買取相場」では、23金(K23)は1gあたり21,980円でした(税込・税抜の明記なし)。記事執筆日時点の参考値です。

計算の目安

例えば10バーツ(151.6g)の金飾品が23金と判定された場合、この単価で計算すると3,332,168円です。実際の重さや純度、店ごとの基準で金額は変わるので、あくまで計算上の目安として見てください。

なお、田中貴金属のRE:TANAKAが2026年10月20日17:00に発表したリサイクル価格の表には、K24・K22はありますが、K23の欄はありません。

買取大吉は、金買取の品位別ガイドで23金の刻印に「K23 / 23K / 958」を挙げ、主な買取商品に「タイのジュエリー(バーツ金)」を載せています。

刻印だけでは分からない時は、店で品位と重さを確かめてもらうのが一番の近道です。

PR|金・貴金属の買取

刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる

刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

おたからやは、刻印のない金やアトK表記の海外製品も、専門機器を使って純度を判定すると案内しています。

持ち込む時は「タイで買った金のネックレスです。純度と重さを測ってもらえますか?」と伝えてみてください。

海外で買った金の査定の流れは、海外で買った金は日本で売れる?で詳しく扱っています。

よくある相談|知恵袋で多いタイの金の刻印の疑問

刻印が気になる人

タイの金って、知恵袋でもよく相談されているんですか?

案内役

はい、旅行先で買った金が本物か、日本で売れるかという相談が多いんです。代表的なものを3つ取り上げますね。

タイで「本物の金」と言われて買ったブレスレットが心配

タイで本物の金だと説明されて買ったブレスレットが、本当に金なのか不安になったという相談です。

タイの金飾品は96.5%が一般的な純度で、日本のK18やK24とは刻印の書き方が違います。日本の刻印が見当たらなくても、それだけで金ではないとは言えません。

気になる時は、買った時のレシートや保証書を一緒に持って、店で純度を測ってもらいましょう。

タイの22Kや23Kの金は日本で売れる?

タイでは22Kや23Kの金が当たり前のように売られているけれど、日本で売れるのかという相談もあります。

おたからやの参考買取相場には23金(K23)の欄があり、買取大吉もタイのバーツ金を主な買取商品に挙げています。日本の店でも査定の対象になっている品なんです。

ただ、22Kの刻印でも純度が低い場合があるので、刻印の数字ではなく測った結果で値段が決まります。

10バーツ・151.6gの23金のネックレスはどう売る?

バンコクで10バーツ(151.6g)の23金のネックレスを買い、日本でどう売ればいいか迷っているという相談です。

151.6gは、金飾品の1バーツ15.16gから計算した重さです。日本の店では実際に重さを量り、純度を測ったうえで金額を出します。

重さのある品ほど金額の差も大きくなるので、純度と重さの内訳を聞いてから決めると安心です。

刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドにまとめています。

タイの金を日本で査定に出す前に確かめることをまとめた図解

よくある質問

タイの96.5%の金は24金ですか?

24金ではありません。タイの国立宝石・宝飾品研究所は96.5%を23.16K相当、タイ金商協会はおよそ23Kと説明しています。

1バーツは何グラムですか?

タイ金商協会によると、金飾品の1バーツは15.16g、金地金の1バーツは15.244gです。種類によって違うので、どちらの品かを確かめておきましょう。

タイの金飾品の純度は法律で決まっていますか?

タイでは金飾品の新しい標準が作られている途中で、2026年9月に公聴会が開かれた段階です。正式に定められたわけではないので、純度は店の検査で確かめるのが安心です。

タイ文字の刻印は何の意味ですか?

公的に決まった意味は確認できません。作り手や店の印の可能性もあるので、推測で判断せず、店で品位を測ってもらいましょう。

まとめ

この記事の要点
  • タイの金飾品は96.5%(およそ23K)が一般的な純度
  • 96.5%は24金ではなく、23.16K相当とされている
  • 1バーツは金飾品で15.16g、金地金で15.244g
  • 22Kの刻印でも純度が低い場合があるので刻印だけで判断しない
  • 日本では重さと純度を測ってから金額が決まる
金の刻印.jp

金の刻印.jp 編集部

手元の金製品に打たれた刻印(K24・K18・750・GP・GF・ホールマーク・海外の表記など)の意味と、本物かどうかの確かめ方、刻印の無い金の扱い、査定に出すまでの流れを、公的機関・業界団体・各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次