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引き出しから出てきた金色のアクセサリー、刻印が小さくて読めず、見た目だけで金かどうか分からないか気になっていませんか。
結論から言うと、金を見た目で見分ける方法には限界があります。色や重さ、変色の仕方は「手がかり」にはなりますが、それだけで金かどうかは決められないんです。
この記事では、金の見た目の見分け方として、色・重さ・変色・音で分かることと分からないことが分かります。
刻印が読めない金色のネックレスがあります。色を見れば、本物の金かどうか分かりますか?
色だけで決めるのは難しいんです。金メッキの品も表面は金なので、まずは色以外の手がかりも一緒に見ていきましょう。
見た目で金は見分けられる?先に結論
見た目で分かるのは「怪しいかもしれない」という手がかりまでです。金かどうか、何金なのかは、蛍光X線分析や比重計を使う店の検査で確かめます。
『ネットで調べると、色、重さ、音、噛んだ跡…と色々出てきて、どれを信じればいいの?』と迷う方も多いはずです。
実は、どの方法にも得意なことと苦手なことがあります。先に一覧で見ておきましょう。
| 見るもの | 分かること | 分からないこと | 自宅で試すか |
|---|---|---|---|
| 色 | 剥がれて下の色が出ていないか | 何金か、メッキかどうか | 見るだけならよい |
| 重さの手触り | 極端に軽くないか | 純度、中身の金属 | 手で持つだけならよい |
| 変色・黒ずみ | 表面に何か起きているか | 中まで金かどうか | 見るだけならよい |
| 音 | 公的に裏付けのある判断方法は見当たらない | 金かどうか | 勧めない |
| 噛む・削る | 傷が付くだけで分からない | 金かどうか | 勧めない |
見た目で迷ったら、まず刻印を探すのが一番の近道です。刻印全体の読み方は金の刻印の見方ガイドでまとめています。
色で分かること・分からないこと
『純金は濃い黄色、18金は薄め』と聞いたことがあるかもしれません。ただ、色で何金かを言い当てるのはかなり難しいんです。
K18とK24で色味が違う理由
K24は金がほぼすべての品位で、JJA(日本ジュエリー協会)の規定では999と表します。K18は750、つまり1000のうち750が金で、残りは別の金属(割り金)です。
この割り金の種類や配合で、同じK18でも色が変わります。JJAの規定には、色の名前の付け方まで載っています。
| 記号 | 名前 | JJA規定の説明 | 表示例 |
|---|---|---|---|
| YG | イエローゴールド | 割り金の銀と銅の比率が4:6〜6:4程度の黄色みの金合金 | K18YG |
| PG | ピンクゴールド | 割り金の銅の比率が高い、やや赤みのある金合金 | K18PG |
| WG | ホワイトゴールド | 主にパラジウム等を割り金にした白色の金合金 | K18WG |
| GRG | グリーンゴールド | 割り金の銀の比率が高い、青みのある金合金 | K18GRG |
つまり、K18でも黄色、ピンク、白、青みのある色まであるんです。銀色の指輪でもK18WGと刻印されていれば、金合金ということになります。
金メッキは表面が金なので色が似ている
金メッキ(GP)の品は、表面に金の膜があります。新しいうちは、金の品と並べても色だけでは区別がつかないことが多いですよね。
JJAの規定では、表面のめっきや酸化・硫化などの化学変化、塗装、張りの色で、カラーゴールドの名前を付けてはいけない、としています。表面の色と中身の素材は別もの、という考え方です。
色そのものより、こすれやすい所だけ色が違っていないかを見るほうが手がかりになります。留め具のまわりや指輪の内側に、銀色や赤っぽい色がのぞいていないか見てみてください。
金と金メッキを順番に見分ける方法は、金と金メッキの見分け方で詳しく説明しています。
重さの手触りで分かること
『金はずっしり重いから、持てば分かる』という話もよく聞きますよね。
田中貴金属工業によると、金の密度は19.32、銀は10.50、プラチナは21.45です。金は重い金属なので、純金に近い品ほど、大きさのわりに重く感じやすいのは確かです。
ただ、手で持った感覚には大きな落とし穴があります。
- 同じ大きさの品を並べて比べないと、重い・軽いは判断しにくい
- K18などの合金は、純金より軽くなる
- 中が空洞になった品(JJA規定では[H]や[中空]と表示する品)は軽く感じる
- 石や別の部品が付いていると、重さの感じ方が変わる
例えば、細いチェーンを手のひらにのせて「軽いから偽物かも」と思っても、中空のデザインなら軽いのは当たり前なんです。
重さを数字で見るなら比重
手触りより確かめやすいのが、はかりと水を使った比重の計算です。手順は金の比重で本物を見分ける方法で紹介しています。
磁石に強く引き付けられるかどうかも、自宅でできる手がかりの一つです。分かることと分からないことは金は磁石に付く?で見ています。

変色・黒ずみ・剥がれは何の手がかり?
古いネックレスが、ところどころ黒っぽくなってきました。これって金じゃない証拠ですか?
黒ずみだけでは決められないんです。拭いて落ちる汚れなのか、こすれた所から下の色が出ているのか、場所を見てみましょう。
変色にはいくつかの見え方があります。何が起きていそうかを、見え方ごとに分けておきますね。
| 見え方 | 考えられること | 見た目の見分け方として見ること |
|---|---|---|
| こすれる所だけ銀色・赤っぽい | メッキが薄くなって下の金属が見えている | 留め具・内側・角の色 |
| 全体がくすんでいる | 表面の汚れや皮脂 | やわらかい布で拭いて変わるか |
| 緑や茶色の点がある | 下の金属の変化や汚れ | 点が広がっていないか |
| 刻印のまわりだけ色が違う | 汚れがたまりやすい所 | 刻印の文字が読めるか |
メッキの剥がれと変色については、K18GPは剥がれる?で詳しく説明しています。
黒ずみを落とそうと強くこすると、メッキの品は膜が薄くなってしまいます。おたからやも、無理に磨いたり薬品で洗ったりすると表面を傷つけたり色味を損ねる恐れがあるとして、手を加えずそのまま持ち込むよう案内しています。
音・噛む・削るなどの方法は勧めません
『落とした時の音で分かる』『噛んで跡が付けば純金』という話を見かけることもありますよね。
音で金を見分ける方法は、公的機関や業界団体の情報では裏付けを確認できませんでした。この記事ではおすすめしません。
噛む・削る・薬品を付ける・火であぶる方法も、自宅ではやらないでください。
- 噛む・削ると、傷やへこみが付いて品物の価値が下がる
- 薬品や火は、品物を傷めるうえに危ない
- 傷を付けても、何金かまでは分からない
- 店でも「手を加えずそのまま」持ち込むよう案内している
自宅で試すなら、刻印を読むこと、磁石を近づけること、重さを量ることまでにしておきましょう。
見た目で迷った時の確かめ方の順番
『結局、見た目では決められないなら、どうすればいいの?』という声が聞こえてきそうです。
おすすめは、見た目の手がかりを集めたら、あとは店の検査に任せる流れです。
- ルーペで刻印を探し、K18・750・GPなどの文字を読む
- こすれやすい所の色が、ほかと違っていないかを見る
- 磁石を近づけて、強く引き付けられないかを見る
- はかりで重さを量り、メモしておく
- 磨かず、そのままの状態で店に見てもらう
RE:TANAKAは、品物の刻印を係員が目視で確認したうえで、専用の蛍光X線検査装置で品位を判定すると案内しています。おたからやも、刻印の無い品を蛍光X線分析装置で測ると公式に書いています。
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刻印の読み方に迷ったら、査定で確かめる
刻印が読めない金や刻印の無い金も、店頭で品位と重さを確かめてもらえます。出張査定も選べるので、金額と内訳を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
刻印が読めない、見た目では分からないという時は、店で品位と重さを確かめてもらうのが確実です。
「刻印が読めない金色のネックレスです。金かどうか分からないのですが、見てもらえますか?」と、そのまま聞いてみてください。
本物かどうかを確かめる方法全体は、金の本物の見分け方にまとめています。

金の見た目の見分け方でよくある相談
ここでは、見た目で金を見分けたいという相談を、内容を要約して取り上げます。
相談1:刻印以外で金を見分ける方法は?
刻印が読めないので、刻印以外の見分け方を知りたい、という相談です。
自宅でできるのは、こすれた所の色を見ること、磁石を近づけること、重さを量ることまでです。どれも決め手にはならないので、気になる品は店の検査で確かめてもらうのが安心ですよ。
相談2:ピンクゴールドのネックレスが、毎日つけていたら金色になった
ピンクゴールドとして買ったネックレスの色が、使ううちに金色っぽく変わった、という相談もあります。
考えられるのは、表面にピンクのメッキがあり、こすれて下の色が出てきた場合です。JJAの規定では、ピンクゴールドめっきはPGPという記号で、中までピンクゴールドの合金はPGと表します。
まずは留め具などの刻印で、PGなのかPGPなのかを読んでみてください。刻印が無い・読めない時は、購入したお店に素材を問い合わせるのも一つの方法です。
相談3:925と刻印された金色のピアスは金?
金色なのに、ピアスの金具に925と刻印がある、という相談です。
925は銀の品位を表す数字で、造幣局の区分にも銀製品の品位として載っています。金色に見えるのは、表面の仕上げの色かもしれません。JJAの規定にも、銀950に金めっきをした品を「Ag950 GP」と表す例が載っています。
詳しい読み方は925の刻印で金色のアクセサリーは金?で説明しています。
よくある質問
金は見た目だけで見分けられますか?
見た目で分かるのは手がかりまでです。金メッキの品も表面は金なので、色だけでは区別がつかないことが多く、最後は店の検査で確かめます。
K18とK24は色で見分けられますか?
難しいです。K18は割り金の種類や配合で、黄色・ピンク・白などさまざまな色になります。何金かは刻印や店の検査で確かめましょう。
重いと感じたら本物の金ですか?
重さの手触りだけでは決められません。合金や中空の品、石付きの品で感じ方が変わるので、比べるなら、はかりと水で比重を計算する方法のほうが確かめやすいです。
噛んだり削ったりして確かめてもいいですか?
おすすめしません。傷が付いて価値が下がりますし、それで何金かが分かるわけでもありません。そのままの状態で店に見てもらいましょう。
まとめ
- 金を見た目で見分けるのは手がかりまで。最後は店の検査で確かめる
- K18は割り金で色が変わり、金メッキも表面は金なので、色では決めにくい
- 色を見るなら、こすれやすい所の剥がれを探す
- 重さの手触りは合金・中空・石付きで変わる。数字で見るなら比重
- 音・噛む・削る・薬品・火は勧めない。磨かずそのまま店へ






